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  低迷相場の始まり
 新日鉄株の前回の大相場が終了したのが明らかとなった1997年末の前後の週足チャートを、下図に示します。

大相場の終了


 前のページでも解説したように、1997年から1998年はじめにかけての半年間で株価が400円がらみから150円まで急落したのがわかります。その結果、株価の動きを示すPTレシオ(上図分析チャートのグレーの線)も急激に下落し、1998年1月末には70.4ポイントという低い値となりました。

PTレシオは相場が下げ基調のとき100ポイントを割り込むことが多いのですが、80ポイントを割ることはめったにありません。新日鉄株の最近10年間の相場では、PTレシオが75ポイント以下となったのは、この時期だけです。PTレシオの75ポイント割れは、株価が急激に下落した陰の極を示すものなのです。

後に解説するように、その後2000年には新日鉄株の株価は上図の時期よりさらに下落して119円の安値をつけましたが、その時点のPTレシオは80ポイントより高い値でした。

以上から、大相場の後PTレシオが下落して75ポイントを割り込んだ時点で大相場は完全に終焉し、以降は長い低迷相場になるといえるでしょう。これは他の銘柄でも同様におこることで、今後多数の銘柄での統計をお見せしたいと思います。

なお、PTレシオの75ポイント割れは株価の目先の陰の極を示すので、その後はかなりの反発があることが多いものです。そこで、この時期の安値をひろうことで、短期間にかなりの利益が得られる可能性があります。上図の場合は、新日鉄株は一ヶ月間で150円から250円まで値上がりしました。

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