新日鉄株のここ10年間の相場で、前ページで説明した方法で突込み買いをした場合の実績を調べましょう。新日鉄株の前回の大相場が終了したのが明らかとなったのが1997年末、その後今回の大相場の入口となったのが2004年8月で、それらの間が最近の新日鉄株の低迷時期です。
その7年近い低迷時期に、下表に示すように5回の突込み買いのチャンスがありました。「買値」は、前ページで説明した突込み買いの条件が満たされた日の翌日朝寄り付きで買った場合の買値です。
| 買年月日 | 買値 | 売年月日 | 売値 |
| 1998/10/05 | 196 | 1998/11/26 | 228 |
| 1999/11/26 | 225 | 1999/12/07 | 259 |
| 2000/10/26 | 174 | 2000/12/08 | 208 |
| 2001/09/18 | 156 | 2001/12/18 | 183 |
| 2002/10/08 | 146 | - | - |
上表で、「売時期」は買ってから引値が買値より15パーセント以上高くなったとき、その翌朝寄り付きで売却したとした場合です。
実際にさまざまな相場を調べると、もちろん15パーセントよりはるかに値上がりすることもありますが、そこまで値上がりしない場合もあります。
ここは、低迷相場なんだからと割り切って、取れるところは確実に取っておくことにしましょう。
さて、上表の結果を見ると、最初の4回の突込み買いでは3ヶ月以内に買値より15パーセント以上の値上がりとなり、利食いができました。
しかし、最後の2002年10月8日の突込み買いでは、3ヶ月以内に15パーセント以上値上がりすることがなく、利食いができませんでした。低迷相場相場では、こういうことも多いのです。 |
しかし、このあたりの相場をしらべると、新日鉄株は翌月11月19日には119円というここ10年間の安値をつけています。その近くの安値で買い増しをしておけば、平均買値が低くなり、十分利食いができるはずです。
これまで説明してきたように、私どもは前回大相場から大きく値下がりした低迷相場で、しかも株価が急落した位置で株を買おうとしています。その段階で株価が買値より安くなったら、これは底値買いのチャンスと考えるべきでしょう。
そこで、突込み買いをした買値より株価が15パーセント下落したら、買い増しをすることにしましょう。こういう買い増しをナンピン買いといいます。こういう時期での買いの安全性については、このブログの「長期投資」のセクションを参照してください。
上表の場合は、買値146円より15パーセント下の124円で指値をしておいて買い増しをすることになります。11月19日には新日鉄株は一段安となり、ここ10年間の最安値119円をつけたので、124円の指値で買うことができました。
これにより、平均買値は135円に低下しました。その後、翌年2月14日には新日鉄株は158円で引けたので、平均買値より15パーセント以上高くなりました。そこで、その翌朝寄り付きで売却したところ、161円で売ることができ、無事利食いが完了しました。 |
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