それでは、新日鉄株の2001年の日足チャートについて、突っ込み買いの方法を具体的に研究しましょう。まず、2001年9月の下げ相場について検討します。
新日鉄株は、2001年8月末に196円の戻り高値をつけましたが、その後急落し、9月末には146円の安値をつけました。この間の株価下落率は25パーセントを越えます
9月末時点の分析チャートを見ると、まず数ヶ月前から下落していたPTレシオ(グレーの線)が90ポイントを割れてきたのがわかります。PTレシオは数ヶ月単位の株価の位置を示しますが、この半年ほどの株価の下落の結果低迷相場の中の安値圏に到達したのを告げています。
次に、日々の株価位置を示すKTレシオ(赤線)が、80ポイント前後にまで下がってきたのが見られます。前回大相場の後の強烈な下落相場を経た段階である相場低迷時期では、KTレシオの80ポイントは目先の底値圏を意味します。
後に示すように、私どもは新日鉄株や他の銘柄の長期にわたる安値圏の分析を行いました。その結果から、相場低迷時期では次の2つの条件が満たされたとき突っ込み買いを行うことに決めました。
- PTレシオ(グレーの線)が下落してきて90ポイント以下となった。
- KTレシオ(赤線)が82.5ポイント以下となった。
上記9月末の下げでは、9月18日にPTレシオが89.9ポイント、KTレシオが81.5ポイントとなって上記2つの条件を満たしたので、翌9月19日の朝寄り付きで買いを行います。買値は156円でした。
その後新日鉄株は反発し、3ヵ月後には190円を超え、6ヵ月後には210円を超えました。したがって、この突っ込み買いは十分成功したことになります。
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