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  売上高の増加率
 投資家にとって、投資対象の銘柄に期待するのは、まず成長力です。その銘柄の売上が伸びれば、最終利益が増加し、増配が期待できます。そのように会社の内容がよくなれば、株価が高くなり、値上がり益も享受できます。

私どもは、現在は業績不振で株価が底値圏にある銘柄を調べています。しかしそれでも、たとえば10年も業績が悪い銘柄は選択の範囲外です。過去5年ほどはそこそこに業績が伸びてきたが、ここ1、2年ほどは業績不振におちいったというような銘柄が狙い目です。

会社四季報を見ると、最近5年ほどの売上、経常利益、最終利益などの推移が記載されています。この5年の間に業績がどん底におちいり、その後2年あまりで今度は目覚しい回復振りを示した新日鉄株の売上の推移を見ましょう。

決算期売上高(百万円)
2002.32,581,399
2003.32,749,306
2004.32,925,878
2005.33,389,356
2006.33,389,356


最初の2年間は大不況でしたが、それでもその間に売上が10パーセント近く伸びています。そのような素地があったからこそ、その後の好況で売上が飛躍的に伸びたのです。結局この4年間で売上は1.51倍も増加したのがわかります。

先に、低PBRランキング入り銘柄の解説をしたページで、ランキング一位が駒井鉄工、二位が国際航業でした。これらはPBRが極端に低いので、一見割安に見えます。では、これらの銘柄の最近5年間の売上を調べましょう。
会社四季報によると、この2006年3月期までの4年間の売上の伸びは、駒井鉄工が+3%、国際航業がなんと−30%でした。後者のほうは、売上の伸びが低いどころか、大幅な減収になっていたのです。
これらの会社では今後も売上の増加はほとんど期待できません。現在のPBRがいかに低くても、とても割安とはいえないのです。

いかに現在は業績が低迷している株の底値を買うといっても、やはりこの4年間でせめて10%以上は売上が伸びている会社を選ぶ必要があります。

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