トップページ 株式投資の基本 長期投資の基礎 長期投資の実戦 相場のエネルギー 相場の長期変動 長期売買実績

ゆったり投資塾 決算短信の利用 トップページ

  決算短信とは
 決算発表のシーズンになると、東京証券取引所の記者クラブは、東証に上場している会社各社の決算が発表されるので大賑わいになります。
その際は各社の経理担当者から決算内容の説明が行われますが、最近ではその場合に利用される決算資料は「決算短信」という共通の形式にまとめられるようになりました。

決算短信は、上記決算発表の際パンフレットとして報道各社に提供されると同時に、PDF形式の電子書類にして東京証券取引所のウェブで「適時開示情報」として公表されます。また、それとほぼ同時にその会社のホームページでも決算短信が公表されることが多いようです。

決算短信には、貸借対照表、損益計算書などその会社のその期の経営状況を示す重要なデータがコンパクトにまとめられています。従って、その銘柄の株価はこの決算短信の内容によって大きく変動します。投資家は、自分の関心のある会社がその期の決算短信を発表したら、すぐにウェブからダウンロードして内容を検討する必要があります。

上場会社は数が多いので、決算の時期が近づいたら、あらかじめ会社四季報などの株式書籍である程度めぼしい銘柄を絞っておくのがよいでしょう。後に述べるように、上場会社の決算発表日は東京証券取引所のウェブで公表されています。今後ウォッチするべき銘柄をあらかじめ決めておき、その会社の決算が発表されたらすぐに決算短信ファイルをダウンロードして内容を調べてください。

  決算短信と株価
 ここでは、建築下地材の大手三洋工業の決算短信を例にとり、決算の内容と株価との関係を説明しましょう。三洋工業は、前ページの銘柄スクリーニングによってピックアップされたのでもわかるように、業績好調のわりには株価が低い割安銘柄です。
2007年3月中旬に発売された会社四季報では、三洋工業の業績は次のように予想されていました(連結決算、利益の単位は100万円)。
  1. 2007年3月  経常利益 950  利益 550   一株当たり利益 15.6円 (予想)

  2. 2008年3月  経常利益 1050 利益 600   一株当たり利益 17.0円 (予想)
2007年5月15日に発表された2007年3月期の決算短信では、これらは次のようになりました。
  1. 2007年3月  経常利益 917  利益 571   一株当たり利益 16.4円  (実績)

  2. 2008年3月  経常利益 1200 利益 800   一株当たり利益 23.0円  (予想)
2007年3月期の実績はほぼ会社四季報の予想通りでしたが、2007年3月期の予想は四季報の数字より30パーセント以上も増額されたことになります。

三洋工業の株価は決算発表の前日には300円を少し超えたあたりでしたが、このように業績見通しを増額修正したことで買いが入り、その後は株価はじり高になっています。

業績向上により、三洋工業の一株あたり純資産は3月期末の段階で378円にもなりました。このように業績が好調な銘柄が、会社の解散価値よりも低い株価にあるのは少々安すぎるといえましょう。

また、会社は業績の先行きに自信を得て、今3月期に年6円に増配したのに続き、2008年3月期には年7.5円に連続増配すると発表しました。すると、現在の株価ではこの銘柄の配当利回りは2パーセントを超えることになります。

私がここで述べたことのもとになっているデータは、前記のように、三洋工業のホームページにアクセスして決算短信のPDFファイルを開いた結果得られたものです。読者の皆様が一見してお分かりになるように、これらは今後の三洋工業の株価を予測する際に大いに役立つ情報です。

しかし、これらのデータは5月15日に開示されたばかりなので、会社四季報にはまだ掲載されていません。従って、投資家は自分が関心を持っている銘柄の決算がいつ発表されるかを調べておき、その会社の決算が発表されたら決算短信をすばやく入手する必要があるのです。

  決算短信の読みどころ
 上記のように、決算短信は投資家にとってきわめて重要な情報を提供するものなので、決算発表のシーズンにはぜひあまり遅れずに入手して詳しく検討してください。しかし、決算書類の見方に慣れていない方には、決算短信をどう読んだらよいかわからない点が多いかもしれません。

そのような場合は、会社四季報と決算短信のデータを比較対照するのがよいでしょう。たとえば経常利益については、会社四季報が予測した今期の経常利益と決算短信に記載されている今期の実績を比較すれば、まず今期の経常利益が増額修正されたかどうかがわかります。

次に、来期の会社四季報が予想する経常利益と会社が予想する経常利益を比較して、それも増額修正されているかどうかを調べます。今、来期ともに経常利益が増額修正された場合は、会社の業績がきわめて順調であると思われ、今後株価が上昇する可能性が大となります。

また前記のように、増配したかどうか、一株あたり純資産が増加したかどうか、自己資本比率が増加したかどうかも、決算短信から簡単に読み取れますので、ぜひ調べてください。特に増配は、株価に対して強力なインパクトとなります。

ページトップに
長期投資の実戦
作家石田衣良さん
の投資法


新日鉄株の長期相場

新日鉄株のPBR
新日鉄株のPBR

新日鉄株の底値

業績の好転
業績好転時の相場

新日鉄の株価高騰

プロ投資家の売買
プロ投資家の売買

プロの売買 まとめ
プロの売買 まとめ

アマ投資家の売買
アマ投資家の売買

脱素人投資家
脱素人投資家

スクリーニング
銘柄のスクリーニング

スクリーニング (2)
スクリーニング (2)

決算短信の利用
決算短信の利用


トップページ 株式投資の基本 長期投資の基礎 長期投資の実戦 相場のエネルギー 相場の長期変動 長期売買実績

このウェブの姉妹サイトです
ゆったり投資ブログ
デルパソコンの選び方
デルできまり!