前のページで、STレシオによって新日鉄株の相場低迷期と大相場の入口の時期がはっきりと見分けられたのを説明しました。
それでは、前にも研究材料として利用した三ツ星ベルト株の場合について、STレシオの効果を検証しましょう。三ツ星ベルトは資本金85億円で、新日鉄の 1/50 ほどの規模の会社です。
三ツ星ベルト株の相場低迷期であった2001年10月〜2004年1月の株価/出来高週足チャートとその間のSTレシオの推移とを下図に示します。
このチャートのSTレシオは、大部分の時期で100ポイントよりわずかに小さい値で推移しています。株価チャートのほうに見られるように、この時期は株価の動きが少なく弱含みとなっており、また出来高が非常に小さかったためです。
このような状態では、買っても売っても利益をあげることはできません。STレシオが横ばいで推移している銘柄は、投資の対象としては適していないのです。
新日鉄株の場合は、相場低迷期でもSTレシオのチャートにかなりのうねりがありました。そのような銘柄では、出来高が少ない時期でも逆張り的な投資方法で若干の利益をあげることができます。
次に、三ツ星ベルト株が低迷期を脱して大相場に入った時期2003年4月〜2005年7月の株価/出来高週足チャートとその間のSTレシオの推移とを下図に示します。
2004年に入ると、三ツ星ベルト株の出来高が急増し始め、それにつれてSTレシオの値が急上昇したのがわかります。2004年3月末にはSTレシオは150ポイントを越え、その時点の株価は約8年来の高値になりました。これにより、三ツ星ベルト株が10年に一度の大相場に進んだのが確認されました。
以上から、大型株の代表である新日鉄株と出来高が比較的少ない三ツ星ベルト株の両方で、STレシオが150ポイントを越えた時点が大相場の入口となったのがわかりました。
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