前のページで、各銘柄の売買代金倍率が10%を越えた時点から大相場が始まる場合が多いことを示しました。このページでは、売買代金倍率がもっと低いレベルでも大相場のスタートとなった例をお見せします。
銘柄は、ゴム製品ポストに属する三ツ星ベルトです。自動車用ベルトのトップメーカーで、最新の会社四季報によれば株主資本比率55.0%、一株あたり株主資本605円という堅実な経営状態です。
三ツ星ベルト株の過去10年のチャートを下に示します。
堅実経営の三ツ星ベルトも、2003年までは長期不況の影響をうけ、株価が低迷して出来高も多くありませんでした。
2004年に入ると、決算数字はまだそれほどよくはなっていないものの業績の実態が格段に改善されてきたのをつかんだ事情通の買いが入って出来高が急増し、2004年6月には株価は8年来の高値に躍り出ました。
上の長期チャートを見ると、この時点で三ツ星ベルトの株価は完全に上昇基調に入ったのがわかります。その前後の時期で、売買代金倍率がどう変わったかを下のグラフに示します。
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左のグラフから、株価が急騰した2004年6月でも売買代金倍率は4%以下にとどまっているのがわかります。 これは、このグラフの左端2003年10月ごろの売買代金倍率がわずか1%ぐらいしかないことから、三ツ星ベルト株はもともと市場での売買代金が非常に少ないのが原因の一つになっていると思われます。
売買代金倍率は、銘柄別の相場の活況度を調べるには大変有力な指標ではありますが、各銘柄の市場性、浮動株比率などによって値がばらつくことがあります。 やはり、最近5年間ほどの売買代金倍率の推移の中で現在がどのような位置にあるのかを調べる必要があります。 |
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