前のページで述べたように、私どもは主としてその銘柄の売買代金を利用して相場のエネルギーを推定しようと思います。具体的には、今回は次の方法を採用しました。
- 対象銘柄の売買代金の13週移動平均値を算出する。
- その移動平均値をその株式の資本金で除した数値を算出する。
これは、その銘柄の週間売買代金が資本金の何倍になったかという数値である。
- その数値を「売買代金倍率」と名づける。
- 対象銘柄の売買代金倍率のグラフを株価チャートと並べて表示する。
新日鉄株の相場について、具体的に検討しましょう。前のページで使用した新日鉄株の過去10年のチャートを下に示します。
このチャートでは、新日鉄株の株価は1997年から傾向的に下落し、2002年11月に大底をつけてから上昇に転じ、その後は大商いのうちに急騰したのがわかります。
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上図の過去10年のチャートから、1997年から2002年に大底をつけるまでの範囲では出来高が非常に少ないのも見て取れます。
その部分の株価チャート(週足)と売買代金倍率のグラフを左に示します。このグラフでは売買代金倍率はパーセントで表示してあります(左図下半分の赤線)。
この時期は売買代金倍率は概して小さく、5パーセント以下で推移しているのが見られます。 |
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次に、2002年に大底をつけてからまもなく新日鉄株が大出来高を伴って急騰し始めた時期の株価チャート(週足)と売買代金倍率のグラフを左に示します。
売買代金倍率のグラフが急上昇し、2003年8月末には10パーセントを突破したのが見られます。
今後、他の銘柄での売買代金倍率のグラフをお見せしますが、このように売買代金倍率のグラフが低水準から急上昇して10パーセントを越えた場合には、大相場の入口になることが多いのです。 |
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