前のページの低PBRランキングで1位の駒井鉄工は、創業60年以上という伝統ある大手鉄骨・橋梁メーカーです。業歴の長さを反映して純資産も多く、一株当たり純資産は915円もあります。 その会社の株価が、7月14日の引値では302円にとどまっています。この理由を調べましょう。
会社四季報などによると、数年前からこの業界は官公庁からの受注の際談合をしていたのが発覚し、指名停止などの処分を受けました。それもあって、2006年3月の決算では最終利益が大幅な赤字となり、来2007年3月の利益もわずかな黒字にとどまるとのことです。 2006年3月期は内部留保を取り崩して年6円配をしましたが、2007年3月期はさらに減配して年5円配にすると書かれてありました。
現時点では業績の回復も鈍く、受注もはかばかしく増加しないとあれば、302円という株価もいたしかたないかもしれません。
低PBRランキング第2位の国際航業も、ここ数年官公需の抑制により航空測量の売り上げ低迷が続いています。全売上高は5年以上にわたって減少を続けており、ここ3年ほどは無配となっています。 この状態では、現時点の連結純資産が901円もあっても、今後それも食いつぶされてかなり減少するのではないかと思われます。となれば、380円という株価は安くないかもしれません。
前記ランキング20位の中に、鉄骨・橋梁が5銘柄、土木・建築業界が8銘柄もあります。要するに、構造的に業績不振だった業種ではあるが、堅実経営でなんとか高い純資産を維持してきた会社が、このランキングの大半を占めているのです。
となれば、これらの銘柄を購入して値上がり益が得られるかどうかは、これらの会社が今後現在の業績低迷を脱し、回復する可能性があるかにかかっていることになります。
現在のように株価が安くなれば、これ以上大幅に値下がりする恐れは少ないと思われます。やや長期戦でもかまわないという投資スタンスであれば、これらの銘柄の内容を分析し、見どころのある銘柄が見つかれば購入してみるのもよいでしょう。 |
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