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  (10) マドリード点景

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藤の花
プエルタ・デル・ソル

 プエルタ・デル・ソルとは、「太陽の門」の意味だそうです。たしか、空港もプエルタと呼んでいました。マドリードの地図を開くと、真ん中に各方向に向かう道路が集中しているところがありますが、それがプエルタ・デル・ソルです。

いわば東京の日本橋のような地点で、スペインの道路元標がこの広場にあり、スペイン各所への交通の基点になっているとのことです。

時計台のあるこの華麗な建物は、マドリード自治制府庁です。

騎馬銅像
騎馬銅像

 広場を見渡すように、大きな騎馬銅像が立っていました。少し調べましたが、誰の銅像かわかりませんでした。ご存知の方は、メールで教えてください。
後で調べると、この広場に中には「熊の銅像」があって、観光客に大人気だそうです。

ナポレオン軍が1808年にスペインに侵略した際は、マドリッド市民はこの広場でほとんど武器もなしに蜂起して勇敢に戦ったとのことです。

しかしその戦いは、強力なナポレオン軍に敵すべくもなく、悲惨な結果に終わりました。

セルバンテス
国会議事堂

 プエルタ・デル・ソルから、プラド美術館を目指して東に歩きます。まもなく道路がくさび形に分かれるところに、巨大な建物が見えてきました。これが、スペインの国会議事堂です。

王宮の近くにある王立劇場と同じころに建てられたもので、19世紀の「マドリード・ロマン派様式」の建築だそうです。列柱のあるファサードが厳かです。

この前を通り過ぎてさらに東に歩くと、行く先に丈の高い樹木が生い茂った緑地帯が見えてきました。

プラド通り
プラド通り

 マドリード市内の東部には、南北に貫く緑地帯付きの幅の広い大通りがあります。その大通りは、場所によって名前が違うようで、プラド美術館に近い部分はプラド通りとよばれています。

国会議事堂から下がってきたところは、大きなロータリーのある広場になっています。このあたりで緑地帯の幅はもっとも広くなっているようで、見上げるような高い落葉樹が生い茂った見事な林が形成されています。

ネプトゥーノの噴水

 上記ロータリーの北のヘリに、マドリードの名所のひとつ、ネプトゥーノの噴水があります。ネプトゥーノとは、英語のネプチューンすなわち海の神のことのようで、噴水の海神の彫像がありました。
噴水のまわりのピンクののぼりのようなものは、なんでしょうか。高く吹き上げられる水が緑地帯の高い樹木の新緑に映えて、すばらしい景観をつくっています。

ネプトゥーノの噴水

このロータリーで右に曲がり、プラド美術館を目指します。

プラド通りの緑地帯
プラド通りの緑地帯

 私どもは、プラド美術館の開館時間9時に間に合うように歩いています。この時間だと、宵っ張りのマドリード市民はまだあまり動いていないのか、緑地帯のなかは人通りがすくなく、小鳥のさえずりが盛んに聞えます。リスも少し見かけました。

自動車の交通量がマドリードとは桁違いの東京では、幹線道路にこのような大きな緑地帯を設けるのは難しいでしょう。

ニューヨークにはパークアベニューという通りがありますが、ここのように立派な緑地帯はありません。

ムリーリョ門
ムリーリョ門

 グランビアのホテルを出てから20分ほどで、プラド美術館のムリーリョ門に着きました。ムリーリョ門は小さな広場に面していますが、そこはご覧のようにチューリップがちょうど花盛りでした。

花壇の向こうに見えるムリーリョ門にはもう学生の団体らしい若者たちがたくさん並んでいましたが、さほど長い行列ではなく、私どもはほとんど待つことなく念願のプラド美術館に入場できました。

これから他の美術館も訪れるので、美術館共通入場券を購入して入場しました。

ムリーリョの銅像
ムリーリョの銅像

 広場の花壇の中に石柱があり、その上にスペインの大画家ムリーリョの銅像が立っていました。

この美術館にはベラスケス門、ゴヤ門、そしてこのムリーリョ門の3つの門があります。ベラスケス門は美術館の正面にあり、通常そこからは入場できないようです。

ゴヤ門はこのムリーリョ門の反対側の北側にあるそうで、そこからも美術館に入場できるようです。そこにはゴヤの銅像があるそうですが、私どもは残念ながらそれは見られませんでした。



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