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次は、テームズ川北岸から地下鉄で西のピカデリー地区に移動し、クラシック音楽ファンの間では有名な聖マーチンインザフィールド教会を目指しました。 |
テームズ川北岸の地下鉄キャノンストリート駅に近づいたところに、壮麗な三層の尖塔を持つ教会がありました。地図で見ると、聖マイケル王立教会という教会のようです。
13世紀に創建されたという由緒ある教会ですが、1666年のロンドン大火や第二次大戦などたびたびの災害に会い、1966年にやっと復興されたということです。
東側の壁に3つの大きなステンドグラスがあり、その中には聖マイケルが赤い翼を持った悪魔を踏みつけている有名な構図のステンドグラスがあるということです。
現在では、音楽会場、音楽録音ホールとしても盛んに利用されているそうです。なお、教会の名前にロイヤルとありますが、イギリス王室とは特に関係はないということです。 |
地下鉄キャノンストリート駅からサークル線で西のピカデリー地区に移動し、エンバンクメント駅で下車しました。歩き始めてまもなく、目の前に巨大な観覧車が現れました。テームズ川の対岸にある「ロンドンアイ」と呼ばれる大観覧車で、直径135メートル、一周するのに約30分かかるそうです(下左の写真)。
西の方向に歩き、トラファルガー広場が近くなったあたりで、大時計の付いた美しい尖塔が現れました(下右の写真)。これが、聖マーチンインザフィールド教会という英国国教の教会です。聖マーチンは4世紀の大司教で、貧者に施しものをしたことで有名だそうです。イギリスやドイツでは特に人気のある聖人の一人です。 |
イギリス国内には「聖マーチン教会」という名の教会が多数あるようですが、こちらは正式には「聖マーチン・イン・ザ・フィールド教会」といいます。「野の聖マーティン教会」というような意味でしょうか。
王室に縁の深い由緒ある教会だそうですが、私どもクラシック音楽ファンにとっては世界でも指折りの室内オーケストラの母体になった教会として関心があります。これについては、後に詳しく述べます。 |
私どもが教会内部に入ったときは、ちょうど中国人のグループが礼拝をしているときでした。教会のウェブを見ると、この教会は伝統的に中国人の信徒が多いとのことでした。
入口で尋ねると、礼拝が終わったら内部の撮影をしてもかまわないとのことで、中国人のグループの礼拝が終了してから下の写真を撮影させていただきました。
下左は、教会内部正面の写真です。ご覧のように、小さな十字架が一つ立っているだけで、他にはなにもありません。英国教会の中にもさまざまな宗派があるということですが、こちらはプロテスタントにより近い宗派なのかもしれません。
下右は、教会内部正面に向かって右側の写真です。内部の面積がそれほど広くないせいか、二階にもかなり広い礼拝席が設けてありました。 |
下左は、教会内部の天井の写真です。天井画などの装飾はありませんでしたが、一ヶ所にどこか王冠を思わせるイメージの飾りがありました。この教会と王室との関係を示すものかも知れません。
下右は、教会の入口にあったレリーフです。イエスの誕生を示すものでしょうか、元気な男の赤ちゃんのレリーフで、へその緒がまだ付いているように見えます。 |
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聖マーチン教会の周りは大きな建物が多くて教会の全景が撮れなかったので、少し西に歩いて、トラファルガー広場から遠望してやっと左の写真を撮りました。
尖塔は灰色の石材で造られていますが、存在感のある立派な塔で下の円柱の付いた教会本体の建物ともよくマッチしています。
さて、クラシック音楽ファンの皆様は、アカデミー室内管弦楽団というオーケストラをご存知の方が多いと思います。
このオーケストラは、1959年にネビル・マリナーが創立し、最初はこの聖マーチン・イン・ザ・フィールド教会の弦楽合奏団として活動を始めました。 その後、管楽器も加えてレパートリーも大幅に拡充し、現在では世界屈指の室内オーケストラとして知られるようになりました。 |
最近では、創立者ネビル・マリナーの監督のもと、映画 《アマデウス》 、 《タイタニック》 などのサウンドトラックを担当したことでも知られています。特に映画 《アマデウス》 では、ネビル・マリナーの解釈によるモーツァルト作品の演奏が全世界を魅了しました。
下の写真は、教会の入口に掲示されていたこの教会で行われるコンサートのポスターです。曲目はビバルディのバイオリン・コンチェルトとモーツァルトのアイネクライネ・ナハトムジークでした。どちらも "by candlelight" と書いてあるので、教会の燭台の照明のもとで演奏されるようです。 なお、演奏するオーケストラは、どちらのコンサートもアカデミー室内管弦楽団ではありませんでした。 |