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  (1) オーベルジュ・乗鞍

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 私は概して夏に弱く、毎年8月に入ると、何日かどこかの高原に避暑に出かけることにしています。
今年は、よく出かける草津に行く準備をしていたところ、大阪に住んでいる娘夫婦から、乗鞍高原のコッテージを借りたからいっしょに行かないかと電話がありました。たまにしか会えない娘夫婦からのさそいで、急きょ草津を取りやめて、乗鞍高原に向かいました。

乗鞍高原

 乗鞍高原は、今まで一度もいったことがないところでしたが、最近は便利がよくなって、関東、関西、中京からたくさんの観光客が行くようになっているようです。
特に自動車では、中央高速道で松本から入れるので、比較的短時間で行けます。

松本の駅前で娘夫婦と待ち合わせし、車に乗り込みました。しばらく松本電鉄上高地線に沿って道路を走ると、やがて上高地線の新島々という駅に着きました。
そこから乗鞍に向けて山に入りましたが、よく整備された道路で山の景色を楽しみながらの快適なドライブでした。


オーベルジュ イマイ

 乗鞍高原の宿は、娘夫婦が雑誌で見つけて電話で予約した「オーベルジュ イマイ」というペンションでした。「オーベルジュ」とは、フランス語で「宿泊施設を持ったレストラン」のことだそうです。

宿泊用のコッテージが一棟しかないこともあり、宿泊は基本的に一日一家族に限っているのだそうです。オーベルジュに着いてみると、玄関に「○○様」と娘夫婦の名前だけが書かれた黒板がかかっていました(^_^)。
娘夫婦と合わせて4人で旅館を借り切った気分で、ゆったりと高原の休日を楽しむことができました。


コッテージ

 オーベルジュの大型犬2頭の熱烈な?歓迎の挨拶を受けたのち、オーベルジュの奥さんに案内されて、宿泊用のコッテージ(ゲストハウス)に向かいました。

コッテージは、ぶどう棚のゲートをくぐった落葉松林の際にありました。こじんまりとした2階建てで、1階がベッドが二つある洋間、2階(ロフト)が畳敷きの和室です。家族だったら、合計8人ほどは泊まれそうです。
なお、このオーベルジュでは、ペットを連れて宿泊することができます。今回は、娘夫婦が4歳のチワワをつれてきました。チワワ君も、さっそく広い室内を走り回りはじめました。


オーナー一家

 オーベルジュ今井のオーナーは、本格的なフランス料理の経験が長いシェフとのことで、「オーベルジュ」の名のとおり立派な料理を出してくれます。
晩は、通常フランス料理のコースですが、今回はこちらの希望の和食にしてくれました。

また、朝食には、自家製のおいしいパンが出てきます。このパンに土地の果物でつくったジャムをつけると、最高の味です。コーヒーも、ご自分で豆を挽いたものだそうで、フランス料理に合う本格的な香がしました。

オーベルジュの玄関で、オーナー一家とワンちゃんの写真を撮らせていただきました。


高原の小川

 乗鞍岳は、北アルプスの南端、長野県南安曇郡安曇村と岐阜県大野郡丹生川村の県境にあります。
さすがに山容が大きいので、その東側山麓にある乗鞍高原も大変奥が深く、地図で見ると上高地や飛騨高山にもすぐに接しているようです。

宿に着いたその日の午後は、近くにある「一ノ瀬園地」を散策しました。白樺や落葉松の林の間を縫ってせせらぎが流れ、山の花々が咲き乱れる静かな高原でした。観光地化されていない高原の空気を満喫しました。

この一ノ瀬園地のみずばしょう群落とれんげつつじ群落は、天然記念物に指定されていますが、この時期は、みずばしょうは大きな葉が茂っているだけでした。

実は、私はこれまで乗鞍に温泉があるとは知りませんでしたが、乗鞍岳はもともと火山であったとのことで、その中腹から立派な温泉が湧出しているのだそうです。オーベルジュの近くには、村営の「湯けむり館」という浴場があり、オーベルジュからその浴場の入浴券がもらえます。
さっそく行ってみたところ、屋内の浴場のすぐ外に露天風呂がありました。白樺の木のもと、遠く乗鞍連峰を望みながら、ゆったりと温泉に浸ります。温泉の種類は「酸性硫化水素泉」とのことで、硫黄で乳白色をしていますが、大変やわらかくくせのない泉質でした。

晩のご馳走

 温泉からオーベルジュに帰り、シェフが腕をふるった晩のご馳走となりました。食事は、母屋の小さな食堂でいただきます。

最初の晩のディナーは、岩魚のパイ包み焼き、和牛のサーロインローストというコースで、この土地で醸造された地ビールも飲むことができます。ペットを食堂に入れてもOKということで、連れてきたチワワ君が食卓の下から盛んにおねだりをしました(^_^)。

二日目は、鮎の鍋物、馬刺、山菜のてんぷらという野趣豊かな和食メニューでした(左の写真)。

なにしろ私どもの家族だけですので、心からくつろいで、長い晩食となりました。

私は、このオーベルジュ イマイで快適な数日をすごしただけで、特にそのPRをするわけではありませんが、参考までに連絡先を下に書いておきます。

      〒390−1512
      長野県南安曇郡安曇村乗鞍高原
      オーベルジュ イマイ
          TEL/FAX 0263-93-2907

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