|
|
8月の終わりに群馬県草津に行きましたが、帰路は草津から路線バスを利用して北軽井沢経由で軽井沢に抜けました。 現在では軽井沢には新幹線が通っているので、このコースを利用する観光客が多くなっています。
草津のバス発着センターでJRの軽井沢行き路線バスに乗り、南の方向に移動します。
草津から軽井沢まで、直行すれば56分のバス行程ですが、今回はその中ほどにある北軽井沢で下車し、その界隈のひなびた風光を愛でることにしました。 |
|
|
北軽井沢は、上の地図からわかるように、北に草津白根山、南に浅間山を望む風光明媚な高原地帯です。
軽井沢町は、外国人や実業家の別荘地から次第に発展し、現在では大規模な商業施設を持つにぎやかなリゾートとなりました。 それに対し、北軽井沢は学者、大学関係者などの村から出発したとのことで、現在でもひなびた別荘村の雰囲気があります。
バス停の前にあった貸し自転車屋で自転車を借りて、北軽井沢の高原に向かいました。 |
|
|
インターネットで調べているうちに、北軽井沢に「いのしし牧場」があるのを知りました。実は、私は毎年 えと動物の写真 をウェブページで公開しています。今年のえとはいのししなので、その牧場に寄っていのししの写真を撮らせてもらうことにしました。
ひろびろとした高原を快適にサイクリングして、20分ほどでいのしし牧場に着きました。
入口で挨拶して写真撮影の許可をいただきましたが、ふとなにか魚を焼いているよい香りがするのに気がつきました。
|
見ると、ちょうどお昼時だったので、岩魚と思われる魚をたくさん串にさして炭火で焼いています。牧場から自動車で3、40分ほども走ると深い沢があり、このような立派な岩魚がたくさん採れるのだそうです。
それにしても、釣ってきた大きな岩魚の塩焼きを昼食にたくさん食べるとは、私どもにはうらやましい限りです。 |
|
|
牧場に入っていくと、鉄柵で囲まれた大きなスペースの中にたくさんのいのししが歩き回ったり、寝転んだりしています。高いところに通路がかかっており、私どもはそこから写真を撮ることができました。
この堂々たる体格のいのししくんは、顔を上げて私どもの方をにらんでいます。風貌が、西遊記の猪八戒を思わせます。
目が合うと、私どものほうに突進してくるものもいます。いのししは足が短いですが、時速40kmくらいのスピードが出るそうです。 |
|
|
左の写真は、いのししの子供の群れです。子供のうちは写真のように横縞があるので、瓜坊とよばれます。瓜坊は、やはり人間の子供と同じで非常にすばしこいので、写真を撮るのにだいぶ苦労しました。
今回は、ここでいのししの子供から成獣まで多数の写真を撮影し、 こちらのウェブ に3ページ計24枚の写真を掲載しました。 個人で非営利の用途に限り、これら画像は自由に使用してかまいません。 |
|
|
北軽井沢では、ところどころで左の写真のような沼や用水池を見かけました。浅間山の火山灰が降り積もったところで概して水が少ないので、このような池が必要なんでしょう。
池の周りを歩くと、蛍のすみかの泡が草葉のうらにたくさん付いていました。夜は蛍が乱舞してすばらしい景観になるでしょう。
標高1100メートルを超える高原なので、すでに秋の気配がただよっており、池の水面には赤とんぼが盛んに飛びかっていました。 |
|
|
これから浅間山のふもとまで行く予定なので、この辺でまた路線バスの停留所に戻ることにしました。
道筋の林の陰で、草津から買ってきた弁当を広げ、冷たいお茶でのどを潤します。北軽井沢には店が少ないので、草津で弁当などを仕入れてきたのが正解でした。
ふと見ると、道端に秋の七草のひとつオミナエシが黄色いつぶつぶの花を元気に咲かせていました。 |
|
|
藪の中に、ハマナスの赤い実を見つけました。北海道,東北などの海岸に多い低木で、夏に赤い花を咲かせた後、赤い実をつけます。私は食べたことがありませんが、甘酸っぱい味がするそうです。
真っ赤な実が可愛らしいので、園芸用に品種改良されたものが園芸用に育てられているそうです。
以前、箱根の湿生花園でハマナスの赤い花がたくさん咲いていたのを思い出しました。 |
|
|
高原の中の道で自転車をこぎながら南西の方角を見ると、もう穂を出したススキのかなたに浅間山の巨大な山容がありました。 残念ながら、山頂付近には厚い雲がかかっていて見えませんでした。2500メートルの高山なので、雲がかかることが多く、写真を撮るのがなかなか難しいということです。
これからまたバス停に戻り、この自転車を返却してバスでこの浅間山のふもとまで行く予定です。 |
|
|
北軽井沢の町に近くなったところで、古色のついたお堂を見つけました。近寄ると、お堂の前にたくさんの石造りの観音像が並べられています。
江戸中期、天明の浅間山の大噴火により、当時六里ヶ原と呼ばれた浅間北麓は交通の難所となってしまったそうです。 そこで、道案内のための基点観音と99体の道しるべ観音が設置されました。現在ではそれらが皆ここに集められたとのことです。 |