白金相場

白金相場の分析
 白金は、独特の白い気品のある輝きで、宝飾品の中で重要な位置を占めてきました。最近では、自動車の排ガス浄化用の触媒に大量に使用されるようになり、今後も使用量が増加するといわれています。
最近新聞紙上などで、白金相場が高騰したというニュースをよく目にするようになりました。私どもの貴金属相場分析は、今回は白金相場の分析をしてみましょう。

白金相場の長期データ
 現在私は、1992年初からの約12年分の白金相場(ドル建て)のデータを持っています。これは日足ですが、いわゆる4本値ではなく一日の終値だけのデータです。またドル建て相場のため、日本国内の相場とは若干イメージが異なる場合がありますが、逆にこれが世界、なかんずくアメリカの投資家が感じている貴白金属相場であるということでしょう。
さらには約12年分の白金相場(ドル建て)の長期データですので、私どもの分析プログラムの長期パフォーマンスをチェックする格好の機会ともなりそうです。さっそく、このウェブの他のページで説明してきた平均株価の分析手法をこの白金相場のデータに適用し、相場の動向を分析してみましょう。

白金相場の長期変動
 白金相場の分析を始める前に、まず白金相場の長期の変動を調べ、現在の白金相場が歴史的にどのような位置にあるのかを確認しましょう。下のチャートは、約16年前から現在までの白金相場(ドル建て)の月足です。

白金月足


歴史的には、白金相場は1988、89年ごろには600ドル以上の高値を付けましたが、それ以降は急落し、その後の10年間で何回か350ドルを割れる局面がありました。
2000年に入ると、白金相場は急上昇をはじめ、2001年の初めには1988、89年の高値を抜き、650ドルに迫りました。その後2001年の暮れにはそれまでの急騰の反動で大きく下落し、400ドルに近くなりました。
しかし、2002年に入ると白金相場はまた力強く上昇をはじめ、最近では750ドルを超える高騰相場となっています。

白金相場の分析チャート
 私が持っているドル建て白金相場のデータは、日足ではありますが、終値しかありませんので、その日の始値、高値、安値はいずれも終値と同じとみなして分析を行います。それらのデータを使い、まず最近7ヶ月強分のドル建て白金相場の分析を行いました。
チャートの上部にある「始値」はチャートに表示されている左端のデータの始値、「終値」は当日の終値を意味します。また「高値」、「安値」は、それぞれその7ヶ月強の期間内のザラ場の高値、安値を示します。

白金相場0309

チャートのバックがピンクの部分は、本研究で抽出された相場上昇部分を示します。一方チャートのバックが空色の部分は、本研究で抽出された相場下降部分を示します。

 上記チャートの下半分は、本研究で主として用いる相場分析指標のチャートで、短期線中期線長期線などの指標線を使用します。これらの指標データと白金価格、出来高などのデータから、長期間の統計に基づく確率計算を行い、相場の動向を探るのです。 相場分析の詳細については、おいおいこのウェブに掲載していく予定です。

白金相場の分析結果
 上記最近7ヶ月強分の白金相場の分析チャートについて、簡単に説明いたします。
  • 最近の白金相場は上昇傾向
     上記チャートでは、背景色がチャート全体にわたってピンクとなっています。これは、私どもの分析プログラムが7ヶ月以上前から白金相場(ドル建て)が中期的に上昇傾向にあると判断したことを意味しています。

  • 今後の白金相場は?
     白金相場(ドル建て)は、最近5ヶ月以上ジリ高基調を続けており、9月に入ってからもそれまでの高値を更新しました。それを反映して、上記チャート下部の分析指標のチャートでも、短期、中期、長期分析線がいずれもゼロ以上で安定しています。
    以上から、今後白金相場(ドル建て)は上昇傾向がしばらく続く可能性が大きいように思われます。

  • 上昇相場での深押し
     本年はじめは堅調だった白金相場は、3月中ごろから5月はじめにかけ急落しました。私どもの白金相場分析プログラムは、その下落はそれまでの長い上げ相場の反動とみなし、相場トレンドの陰転を検出しませんでした(チャート背景色がピンクのままでした)。このように、私どもの白金相場分析プログラムは相場トレンドをかなり大づかみして判断するのが特徴です。

  • 相場トレンドの継続期間
     私どもの白金相場分析プログラムは、相場の上げ下げの全部に対応して利益をあげることはできないという考えで作成したものです。継続期間が半年から1年以上のやや大きな相場トレンドを抽出することを狙っています。従って、数ヶ月のうちにトレンドが反転するような相場には対応できないことがあります。
    しかし、そのような大づかみな相場トレンド抽出が長期的にはかなりの好成績をあげることを、今後このウェブで詳細に解説していきます。

相場分析の長期統計
 上に解説した平均株価の分析手法を拡張した白金相場分析手法を、今後、12年前からの白金相場データに適用して見ましょう。その結果を毎週1ページずつこのウェブにアップして行きます。


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