| 平均株価研究会 | オプションHL売りの実際(3) |
![]() |
![]() |
![]() |
|
|
|
2003年1月から5月にかけてジリ安に推移した日経平均株価の相場は、5月半ばを過ぎてから急に上昇し始め、6月に入ってからは大商いのうちに急騰して9000円を超えました。その後日経平均株価相場は、ほんの短いスピード調整期間を経て、7月に入りふたたび爆発的な大商いを伴って急騰しました。 この期間で、これまで説明したヘッジつきオプション売りがどのような成果を挙げたかを調べましょう。 |
|
|
|
2002年12月9日の引けで短期HL分析線の値はゼロレベルを割り込みました。そこで、翌12月10日の朝寄付きで2003年1月限のコール売りを行います。コールの価格は80円以内の範囲で選択します。 前日2002年12月9日の引けで2003年1月限のコール価格を調べると、権利行使価格9500円のものが45円でしたので、これに決めます。 以上の検討により、翌12月5日の朝寄り付きで1月限のコール9500円の売りを行います。売値は35円でした。またヘッジのために、同時にコール10000円の買いを行います。買値は8円でした。 その後、日経平均株価は期待したように急落しました。12月の末には相場は小反発し、1月6日の引けで短期HL分析線はゼロレベルを上回りました。 そこで、その翌1月7日の朝寄り付きで1月限コール9500円の売りを買い返済します。買値は2円でした。また、同時にコール10000円の買いを売り返済します。売値は1円でした。従って、2003年1月限のコール売りにより、 35円−8円−(2円−1円)=26円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 | |
|
|
分析チャートで見ると、HL分析平均線は2002年12月初めに200ポイントに近い値になった後、すぐに低下し、2002年12月末には−150ポイントぐらいになっています。このように相場が乱高下して方向感がつかめなくなったので、2003年1月限SQの後はしばらく相場の動きを観察しましょう。 2003年1月17日の引けで、短期HL分析線の値はゼロレベルを超え、HL分析平均線を50ポイント以上上回りました。そのHL分析平均線も上昇傾向にあります。 そこで、翌2003年1月20日の朝寄り付きで2003年2月限のプット売りを行います。 2003年2月限のプットで40円以下の価格のものを売ることにします。1月17日の引けでの2003年2月限プットの価格を調べると、権利行使価格7500円のものが10円でしたので、これに決めます。 以上の検討により、翌1月20日の朝寄り付きで2月限のプット7500円の売りを行います。売値は10円でした。またヘッジのために、同時にプット7000円の買いを行います。買値は1円でした。 その後、日経平均株価は一時値上がりしましたが、1月末にかけて下落に転じました。1月28日の引けで、短期HL分析線の値はHL分析平均線を50ポイント以上下回りました。そこで、翌1月29日の朝寄付きで2月限プット7500円を買い返済しました。買値は6円でした。またプット7000円の買いを1円で売り返済しました。 従って、2003年2月限のプット売りにより、 10円−1円−(6−1)円 = 4円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 | |
|
|
今度は、2003年1月29日の朝寄付きで、2003年2月限のコール売りを行います。 前日1月28日の2003年2月限コール引値を調べると、権利行使価格9000円のものが45円で引けていたので、これを選択します。 以上の検討により、2003年1月29日の朝寄り付きで、2月限のコール9000円の売りを行います。売値は45円でした。またヘッジのために、同時にコール9500円の買いを行います。買値は6円でした。 その後、日経平均株価は下落しましたが、2月にはいると上昇に転じました。2月12日の引けで、短期HL分析線が上昇してHL分析平均線を90ポイント以上上回ったので、翌2月13日の朝寄付きで2月限コール9000円を買い返済します。 翌2月13日の朝寄付きで、2月限コール9000円を2円で買い返済しました。また、同時にコール9500円の買いを1円で売り返済しました。 従って、2003年2月限のコール売りにより、 45円−6円−(2−1)円 = 38円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 | |
|
|
今度は、2月13日の朝寄付きで、2003年3月限のプット売りを行います。プット価格は40円以下の範囲で選択します。 前日2月12日の2003年3月限プット引値を調べると、権利行使価格7500円のものが20円で引けていたので、これを選択します。 以上の検討により、2003年2月13日の朝寄り付きで、3月限のプット7500円の売りを行います。売値は20円でした。またヘッジのために、同時にプット7000円の買いを行います。買値は5円でした。 その後、日経平均株価は少し上昇しましたが、やがて下落に転じました。2月21日の引けで、短期HL分析線が下落してHL分析平均線を50ポイント以上下回ったので、翌2月24日の朝寄付きで3月限プット7500円を買い返済します。 翌2月24日の朝寄付きで、3月限プット7500円を7円で買い返済しました。また、同時にプット7000円の買いを1円で売り返済しました。 従って、2003年3月限のプット売りにより、 20円−5円−(7−1)円 = 9円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 | |
|
|
今度は、2月24日の朝寄付きで、2003年3月限のコール売りを行います。コール価格は80円以下の範囲で選択します。 前日2月21日の2003年2月限コール引値を調べると、権利行使価格9000円のものが45円で引けていたので、これを選択します。 以上の検討により、2003年1月29日の朝寄り付きで、2月限のコール9000円の売りを行います。売値は45円でした。またヘッジのために、同時にコール9500円の買いを行います。買値は7円でした。 その後、日経平均株価は予想通り下落し、3月限SQでは8000円以下になりました。 従って、2003年3月限のコール売りにより、 45円−7円 = 38円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 | |
|
|
3月中旬にかけての日経平均株価の急落により、短期HL分析線は−300ポイント近くになり、HL分析平均線も−200ポイントに迫ってきました。こうなると、日経平均株価の反発もあるかもしれないので、これ以上のコール売りはしばらく休みましょう。 3月24日の引けで、短期HL分析線が上昇してゼロレベルを超えました。そこで、翌3月25日の朝寄付きで2003年4月限のプット売りを行います。プット価格は40円以下の範囲で選択します。 前日3月24日の2003年4月限プット引値を調べると、権利行使価格7500円のものが10円で引けていたので、これを選択します。 以上の検討により、2003年3月25日の朝寄り付きで、4月限プット7500円の売りを行います。売値は20円でした。またヘッジのために、同時にプット7000円の買いを行います。買値は3円でした。 その後、日経平均株価は8400円近くまで上昇しましたが、3月末に急落し、4月1日の引けでは短期HL分析線はHL分析平均線を50ポイント以上下回りました。そこで、翌4月2日の朝寄り付きで4月限プット750円を買い返済しました。買値は10円でした。また、プット7000円を1円で売り返済しました。 4月2日の朝寄付きで4月限プット7000円を4円で買い返済しました。また、同時にプット6500円の買いを1円で売り返済しました。 従って、2003年4月限のプット売りにより、 20円−3円−(10−1)円 = 8円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 | |
|
|
今度は、4月2日の朝寄付きで4月限のコール売りを行います。コール価格は80円以下の範囲で選択します。 前日4月1日のコール価格引値を調べると、権利行使価格8500円のものが、9円で引けていたので、これを選択します。 以上の検討により、4月2日の朝寄付きで4月限のコール8500円の売りを行います。売値は10円でした。またヘッジのために、同時にコール9000円の買いを行います。買値は1円でした。 その後、日経平均株価は予想に反してやや反発しましたが、4月限SQ11日では8000円がらみになりました。 従って、2003年4月限のコール売りにより、 10円−1円 = 9円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 | |
|
|
4月9日の引けで、HL分析平均線が下落して直近のピーク値を20ポイント以上下回り、かつその時点の短期HL分析線がHL分析平均線を下回りました。そこで、今度は4月10日の朝寄り付きで、2003年5月限のコール売りを行います。 前日4月9日の5月限コール価格の引値を調べると、権利行使価格8500円のものが55円で引けていたので、これを選択します。 以上の検討により、4月10日の朝寄り付きで5月限のコール8500円の売りを行います。売値は50円でした。 またヘッジのために、同時にコール9000円の買いを行います。買値は9円でした。 その後、日経平均株価は急落しましたが、月末になってやや反発し、5月2日の引けで、HL分析平均線が上昇して直近のディップ値を20ポイント以上上回り、かつその時点の短期HL分析線がHL分析平均線を上回りました。 そこで、翌5月6日の朝寄付きで、5月限コール8500円の売りを買い返済します。買値は2円でした。また、コール9000円の買いを売り返済しました。売値は1円でした。従って、2003年5月限のコール売りにより、 50円−9円−(2−1)円=40円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 | |
|
|
今度は、5月6日の朝寄付きで2003年6月限のプットを売ります。プットの価格は40円以下の範囲で選択します。 2003年6月限のプットのどの権利行使価格のものを売るのかを決めるために、前日5月2日のプット価格の引値を調べます。 権利行使価格7000円のものが15円で引けていたので、これを選択します。 以上の検討により、2003年5月6日の朝寄り付きで6月限のプット7000円の売りを行います。売値は10円でした。 またヘッジのために、同時にプット6500円の買いを行います。買値は3円でした。 その後、日経平均株価は急騰しましたが、やがて5月の中ごろに下落してきました。短期HL分析線は5月13日に213ポイントをつけた後、5月16日の引けではHL分析平均線を割り込みました。 しかし、この時点で私どもの日経平均株価分析プログラムは相場の陽転を検出しており、分析チャートの背景色はピンクになっていました。また、HL分析平均線が100ポイント以上になっていたので、ここは短期HL分析線がゼロ以下になるまで持続します。 今回は、短期HL分析線がゼロ以下にならないうちに、2003年6月限のSQ13日になりました。 結局、2003年6月限のプット売りにより、 10円−3円=7円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||
上記のように、この6ヶ月間に9回のオプション売りを仕掛けることになります。各回のオプション売りの売買差益(手数料、税金は考慮しない)、それらの合計(手数料、税金は考慮しない)は次の通りです。
この表右端の利益の欄から、9回のオプション売りのすべてで売買差益が得られているのが見られます。前のページでも述べたようにこの方式ではかなり堅実に利益が挙げられていることがわかります。 この6ヶ月間の売買差益の合計は、179円でした。仮に、オプションを1枚売るのに40万円の証拠金が必要であったとすると、その40万円の元金で、6ヶ月間に17.9万円の売買差益(手数料、税金は考慮しない)を挙げたということになります。売買成果が安定していることを考慮すれば、相当な好成績といえましょう。 |
|
|