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短期オプション売り

 まず、オプション売りの基本条件を確認しましょう。
  • コールの売りで利益をあげるには
     日経平均株価が大きく値上がりする可能性は少ないと思われる時期にコールを売っておき、その後プレミアムが低下した時期にそのコールを買い戻します。

  • コールのプレミアムが低下するには

    @ 今後しばらくの間(たとえば半月間)、日経平均株価が比較的狭い範囲の値動きとなるか

    A あるいは、日経平均株価が下落する。

    のいずれかの条件が満たされる必要があります。
上記はコールの売りの場合ですが、プットの売りでは、次のようになります。
  • プットの売りで利益をあげるには
     日経平均株価が大きく値下がりする可能性は少ないと思われる時期にプットを売っておき、その後プレミアムが低下した時期にそのプットを買い戻します。

  • プットのプレミアムが低下するには

    @ 今後しばらくの間(たとえば半月間)、日経平均株価が比較的狭い範囲の値動きとなるか

    A あるいは、日経平均株価が上昇する。

    のいずれかの条件が満たされる必要があります。
オプションの売りは、基本的には、長く持続することで主としてオプションの時間的価値が低下するのを期待するものです。この章では、日経平均株価の短期値動きを利用して、もっと機動的にオプション売りを行うことができるかどうか検討しましょう。

短期 H L 分析線

 このような短期のオプション売りを行うには、日経平均株価の短期の動向を分析するための指数が必要です。ここでは、他のページでも使用して好結果を得た「短期HL分析線」を利用することにします。

下図チャートの上半分は、2001年11月から2002年7月までの期間の日経平均株価の値動きです。チャートの下半分は、その期間の「短期HL分析線」とそれを平滑した「HL分析平均線」を示しています。

これらのチャートの背景色は、両方のチャートのデータから算出された日経平均株価の短期動向を示しており、ピンクの背景色は日経平均株価相場が短期的に上昇が予想される期間、薄青の背景色は日経平均株価が短期的に下落が予想される期間です。

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この短期HL分析線の特性について、説明いたします。
  • 短期HL分析線の値
     この期間の短期HL分析線の値は、ゼロを中心に、上は600ポイント、下は−400ポイントの範囲にあるのが見られます。

  • 日経平均株価との連動性
     日経平均株価が上昇すると、短期HL分析線の値は上昇し、逆に日経平均株価が下落すると、短期HL分析線の値もマイナスに向かいます。

  • チャートの背景色
     チャートの背景色の意味は上で説明したとおりで、ピンクの部分は短期的に日経平均株価の上昇が予想される領域を意味し、薄青の部分は短期的に日経平均株価の下落が予想される領域を意味します。

  • 「押し目買い」領域
     日経平均株価の短期上昇領域(ピンクの部分)でも、ときどき短期HL分析線の値がマイナスになることがあります。この部分は、日経平均株価の「押し目買い」に適する時期です。
    日経平均株価の短期上昇領域では、短期HL分析線の値が−100ポイント以下になっても、数日でまた上昇基調に戻ることが多いようです。

  • 「吹き値売り」領域
     日経平均株価の短期下降領域(薄青の部分)でも、ときどき短期HL分析線の値がプラスになることがあります。この部分は、日経平均株価の「吹き値売り」に適する時期です。
    日経平均株価の短期下降領域では、短期HL分析線の値が100ポイント以上になっても、数日でまた下落基調に戻ることが多いようです。

  • 上昇基調での短期HL分析線
     日経平均株価がしばらく上昇すると、短期HL分析線が上昇し、HL分析平均線を大きく超えるようになります。この状態がしばらく続くと、やがて日経平均株価が反落あるいは停滞し、短期HL分析線が下落してHL分析平均線を割り込むことが多く観察されます。

  • 下落基調での短期HL分析線
     日経平均株価がしばらく下落すると、短期HL分析線が下落し、HL分析平均線を大きく下回るようになります。この状態がしばらく続くと、やがて日経平均株価が反騰あるいは下げ渋り、短期HL分析線が上昇してHL分析平均線を超えることが多く観察されます。

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