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オプション取引の実際

 以上説明した日経225オプションの決まり、オプションのプレミアムの性質を利用して、利益をあげるにはどうしたらよいでしょうか。
原理的には株や先物取引と同じように、あるオプションのプレミアムが低いときにそのオプションを買い、その後そのオプションが高くなった時点で売却すればよいのです。
あるいは逆にあるオプションのプレミアムが高いときにそのオプションを売っておき、その後そのオプションが低くなった時点で買い戻すという方法もあります。
  • コールの買いで利益をあげるには
     コールの買いで利益をあげるには、日経平均株価が安い時期にコールを買っておき、その後日経平均株価が反騰したときそのコールを売却します。
    期待に反してその後日経平均株価が値上がりしなかったら、コールがさらに値下がりして損失をこうむります。

  • プットの買いで利益をあげるには
     プットの買いで利益をあげるには、日経平均株価が高い時期にプットを買っておき、その後日経平均株価が反落したときそのプットを売却します。
    期待に反してその後日経平均株価が値下がりしなかったら、プットがさらに値下がりして損失をこうむります。

  • コールの売りで利益をあげるには
     コールの売りで利益をあげるには、日経平均株価が大きく値上がりする可能性は少ないと思われる時期にコールを売っておき、その後プレミアムが低下した時期にそのコールを買い戻します。
    期待に反してその後日経平均株価が値上がりしたら、コールが値上がりして損失をこうむります。

  • プットの売りで利益をあげるには
     プットの売りで利益をあげるには、日経平均株価が大きく値下がりする可能性は少ないと思われる時期にプットを売っておき、その後プレミアムが低下した時期にそのプットを買い戻します。
    期待に反してその後日経平均株価が値下がりしたら、プットが値上がりして損失をこうむります。

オプションの時間的価値

 上記の4つが、オプションで利益をあげる方法の基本です。実際にこれらを行うには、オプションのプレミアムの時間的価値について考慮する必要があります。
  • 時間的価値と本質的価値
     先に説明したように、オプションの価格(プレミアム)は、時間的価値と本質的価値から成ります。時間的価値は満期日に近づくにつれ次第に小さくなり、満期日にはゼロとなって本質的価値のみが残ります。

  • 本質的価値が小さいとき
     従って本質的価値が小さいときには、オプションのプレミアムは時間とともに次第に小さくなります。この状態では、オプションの買いで利益をあげるのは困難です。逆にこの場合はオプションの売りで利益をあげられるチャンスとなります。

  • 「アウトオブマネー」とは
     上記のように「本質的価値が小さい」というのは、コールの場合には日経平均株価が権利行使価格より低いことを意味します。逆にプットの場合には日経平均株価が権利行使価格より高いことを意味します。
    この状態を「アウトオブマネー」といいます。アウトオブマネーの領域では、一般にオプションの売りの方がオプションの買いより有利といえましょう。

  • 「アットザマネー」とは
     オプションの買いは、近い将来に日経平均株価が急に大きく動くことが予想される場合に仕掛ければ、短時間のうちに大きな利益があげられる可能性があります。
    特に日経平均株価が大きく動いてオプションの権利行使価格に近くなれば(この状態をアットザマネーといいます)、オプションの値上がりは大きくなります。

  • オプションの買い
     一般に、オプションの買いは仕掛けてからなるべく短時間のうちに売却するのがよいでしょう。ある程度の利益をあげられれば、それでよしとするのが安全です。

  • オプションの売り
     逆にオプションの売りは、なるべく長期戦とし、時間的価値の減少(これをプレミアムのディケイといいます)を利用するのが基本的戦略となります。

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