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短期HL分析線
 さらに、下図の2003年6月から2003年12月までの「短期HL分析線」のチャート、およびその間の日経平均株価のチャートに基づき、この期間のオプション買いを行ってみましょう。

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2003年8月12日のコール買い

  • 日経平均株価相場の分析
     8月のはじめは、上図に見られるようにチャートの背景色はピンクで、私どものトレンド分析プログラムは日経平均株価相場は中勢的に上昇基調と判断していました。しかし直近の日経平均相場は7月の末から下落し、短期HL分析線の値は−200ポイントを下回ってきました。

  • V字の形成
     2003年8月7日の引けでの短期HL分析線の値は−202.1で、翌々8月11日の引けでの短期HL分析線の値は−110でした。V字を形成しましたので、その翌日8月12日の朝寄り付きでコール買いを行います。

  • オプションの買付け
     前日の日経平均株価の引値が9488円でしたので、日経平均株価の9500円回復を期待し、コール10000円を買います。8月12日の朝寄り付きでのコール9500円(9月限)の価格は、260円でした。

  • その後の相場の推移
     その後、日経平均株価は期待通りに上昇したので、コール価格は上昇しました。8月13日のザラ場で、コール9500円の価格は390円の高値をつけ、買値の5割以上アップとなりました。引値でも360円と買値の3割以上アップとなりました。

  • オプション買いの売り返済
     そこで、その翌日8月14日の朝寄り付きで、コール9500円の買いを売り返済しました。売値は360円でした。従って、2003年8月のコール買いは
         360−260=100円
    の売買差益(手数料、税金は考慮しない)となりました。
2003年10月3日のコール買い

  • 日経平均株価相場の分析
     9月の末は、上図に見られるようにチャートの背景色はピンクで、私どものトレンド分析プログラムは日経平均株価相場は中勢的に上昇基調と判断していました。しかし直近の日経平均相場は下落し、短期HL分析線の値は−200ポイントを下回ってきました。

  • V字の形成
     2003年9月26日の引けでの短期HL分析線の値は−216で、10月2日の引けでの短期HL分析線の値は−49でした。V字を形成しましたので、その翌日10月3日の朝寄り付きでコール買いを行います。

  • オプションの買付け
     前日の日経平均株価の引値が10593円でしたので、日経平均株価の11000円回復を期待し、コール11000円を買います。10月3日の朝寄り付きでのコール11000円(11月限)の価格は、235円でした。

  • その後の相場の推移
  • その後日経平均株価は期待通りに上昇したので、コール価格は上昇しました。10月14日には、コール11000円(11月限)の価格はザラ場で365円の高値を付け、買値の5割アップ以上となりました。引値も330円と買値の3割アップ以上になりました。

  • オプション買いの売り返済
    そこで、翌10月15日の朝寄り付きでコール11000円(11月限)の売り返済を行いました。その価格は360円でした。従って、2003年10月のコール買いは
         360−235=125円
    の売買差益(手数料、税金は考慮しない)となりました。
2003年10月29日のコール買い

  • 日経平均株価相場の分析
     10月の末は、上図に見られるようにチャートの背景色はピンクで、私どものトレンド分析プログラムは日経平均株価相場は中勢的に上昇基調と判断していました。しかし直近の日経平均相場は下落し、短期HL分析線の値は−200ポイントに近づいてきました。

  • V字の形成
     2003年10月24日の引けでの短期HL分析線の値は−192で、翌々10月28日の引けでの短期HL分析線の値は−92でした。V字を形成しましたので、その翌日10月29日の朝寄り付きでコール買いを行います。

  • オプションの買付け
  • 前日の日経平均株価の引値が10739円でしたので、日経平均株価の11000円超えを期待し、コール11000円を買います。10月29日の朝寄り付きでのコール11000円(12月限)の価格は、260円でした。

  • その後の相場の推移
  • その後、日経平均株価はしばらく上昇しましたが、11000円には届かず下落しはじめました。コール11000円を買ってから8日目の11月10日の引けになっても、コール価格は買値を下回っていました。

  • オプション買いの売り返済
    そこで、翌11月11日の朝寄り付きでコール11000円を売り返済しました。その価格は95円でした。従って、2003年10月29日のコール買いは
         95−260=−165円
    の売買差損(手数料、税金は考慮しない)となりました。
2003年11月12日のプット買い

  • 日経平均株価相場の分析
     上記売り返済を行った11月11日の引けで、私どものトレンド分析プログラムは日経平均株価相場の陰転を検出し、上図に見られるようにチャートの背景色は薄青となりました。そこで、その翌日11月12日の朝寄り付きでプット買いを行います。

  • オプションの買付け
  • 前日の日経平均株価の引値が10207円でしたので、日経平均株価の10000円割れを期待し、プット10000円を買います。11月12日の朝寄り付きでのプット10000円(12月限)の価格は、230円でした。

  • その後の相場の推移
  • その後、日経平均株価は期待したように下落しましたので、プット価格は上昇しました。11月17日にはプット価格は470円の高値で引け、売り返済する条件を満たしました。

  • オプション買いの売り返済
    そこで、翌11月18日の朝寄り付きでプット10000円を売り返済しました。その価格は440円でした。従って、2003年11月12日のプット買いは
         440−230=210円
    の売買差益(手数料、税金は考慮しない)となりました。
2003年12月9日のプット買い

  • 日経平均株価相場の分析
     11月の末から12月にかけ、上図に見られるようにチャートの背景色は薄青で、私どものトレンド分析プログラムは日経平均株価相場は中勢的に下落基調と判断していました。しかし直近の日経平均相場は上昇し、短期HL分析線の値は100ポイントを超えてきました。

  • 逆V字の形成
     2003年12月2日の引けでの短期HL分析線の値は147で、その4日後の12月8日の引けでの短期HL分析線の値は−11でした。逆V字を形成しましたので、翌12月9日の朝寄り付きでプット買いを行います。

  • オプションの買付け
     前日の日経平均株価の引値が10045円でしたので、日経平均株価の10000円割れを期待し、プット10000円を買います。SQまで日がないので、2004年1月限を買うことにします。

  • オプションの買付け
     12月9日の朝寄り付きでのプット10000円(1月限)の価格は、245円でした。

  • その後の相場の推移
    次の12月10日、日経平均株価は下落したので、プット価格は上昇しました。プット10000円(1月限)はザラ場で370円の高値をつけ、買値の5割以上アップとなりました。引値でも320円と買値の3割以上アップとなったので、翌12月11日の朝寄り付きで、売り返済しました。
  • オプション買いの売り返済
     売り返済価格は290円でした。従って、2003年12月9日のプット買いは
         290−245=45円
    の売買差益(手数料、税金は考慮しない)となりました。
2003年12月16日のプット買い

  • 日経平均株価相場の分析
     2003年12月は、上図に見られるようにチャートの背景色は薄青で、私どものトレンド分析プログラムは日経平均株価相場は中勢的に下落基調と判断していました。しかし直近の日経平均相場は上昇し、短期HL分析線の値は100ポイントを超えてきました。

  • 逆V字の形成
     2003年12月15日の引けでの短期HL分析線の値は129で、その翌12月16日の引けでの短期HL分析線の値は75でした。逆V字を形成しましたので、翌12月17日の朝寄り付きでプット買いを行います。

  • オプションの買付け
     前日の日経平均株価の引値が10272円でしたので、日経平均株価の10000円割れを期待し、プット10000円を買います。2004年1月限を買うことにします。

  • オプションの買付け
     12月17日の朝寄り付きでのプット10000円(1月限)の価格は、140円でした。

  • その後の相場の推移
    その後日経平均株価は上昇したので、プット価格は下落しました。12月26日にはプット10000円(1月限)はザラ場で45円の安値をつけ、買値の1/3以下となりました。
  • オプション買いの売り返済
     そこでやむを得ず、翌12月29日の朝寄り付きで、売り返済しました。売り返済価格は35円でした。従って、2003年12月16日のプット買いは
         35−140=−105円
    の売買差損(手数料、税金は考慮しない)となりました。

この6ヶ月間の利益合計
 上記のように、この6ヶ月間に5回のオプション買いを仕掛けることになります。各回のオプション買いの売買差益(手数料、税金は考慮しない)、それらの合計(手数料、税金は考慮しない)は次の通りです。

オプション買いの時期 買いの種類 売買差益
 2003年 8月12日 コール 100円
 2003年10月 3日 コール 125円
 2003年10月29日 コール −165円
 2003年11月12日 プット 210円
 2003年12月 9日 プット 45円
 2003年12月17日 プット −105円
売買差益合計   210円

この期間でのオプション買い付け単価は、最高が260円です。従ってオプションを一枚買い付けるとすれば、約27万円の資金が必要になります。上記の投資結果は、その資金で、6ヶ月間に21万円の売買差益(手数料、税金は考慮しない)を挙げたということを意味します。
今回はこの半年の間に2回の失敗があり、そのために売買成績が悪くなりましたが、それでもなおかなりの好成績といえましょう。
また上記の方式では、この6ヶ月間に6回のオプション買いを仕掛けています。平均すると一ヶ月に一回となりますが、オプション買いの仕掛場はそう頻繁にはこないということでしょう。

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