平均株価研究会 プット売りの開始 メニューへ

プットを売るタイミング

 前のページで述べたように、今後1ヶ月くらいは日経平均株価が上昇基調となるか、あるいは上昇はしない場合でもそれほど大きな下落もしない、という確率が高くなった時点で、プット売りを開始することになります。

私どもの場合には、私どもが開発し、これまで日経平均株価相場の短期観測に好成績を示してきた株式指数 Sレシオ とその移動平均線を利用してプット売りを開始するタイミングを決めています。

下に示すのは、2007年1月までの半年あまりの日経平均株価相場とそれに対応する株式指数 Sレシオ とその移動平均線のチャートです。

1004D

 日経平均株価が下落から上昇に転じたあたりで、Sレシオがやはり上昇してたいていまもなくSレシオの移動平均線を下から上に突き抜けます。相場がそのまま上昇基調を維持すれば、Sレシオはやがて100ポイントを突破して行きます。上のグラフから、これらの様子がお分かりになるでしょう。

このように、日経平均株価相場の上昇初期には、株式指数 Sレシオが上昇してその移動平均線を超え、さらにSレシオが100ポイントを突破することが多いのです。

そこで、私どもの方式では、次の条件が満たされた場合に日経平均株価相場が上昇を開始したと判断してプット売りを始めることにします。
    @ 株式指数 Sレシオが上昇してその移動平均線を超えるか、

      あるいはSレシオが上昇して100ポイントを突破した。

    A そのときの日経平均株価の24日移動平均線が、上昇基調かあるいは横ばいであること。

プット売りを継続する日数

 何度も述べているように、オプションの売りは、売りを行った後できるだけ長く継続することでプレミアムが減少するのを期待するものです。今回解説しているプット売りでももちろんその通りでして、売りをなるべく長く継続したいのですが、その間に暴落あるいは大幅安に会うとプット売りから巨額の損失が発生する恐れがあります。

上記のように、私どもは株式指数 Sレシオを利用してプット売りを行うタイミングを決めています。プット売りを買い返済するタイミングも、ここではとりあえず下記のようにプット売りを開始する条件の反対の状態になったときに行うことにしましょう。
    @ 株式指数 Sレシオが下落してその移動平均線を割り込むか、

    A あるいはSレシオがSレシオがが下落して100ポイントを割り込んだ。
この方式をとった場合には、前記の基準でプット売りを開始してから、今回の基準に従ってプット売りを買い返済するまでの日数(営業日)がプット売りを継続する日数ということになります。

今回は、2006年1月から2007年5月までの一年半の日経平均株価相場について上記プット売りを継続した日数の調査を行いました。


プット売り開始
売り継続日数
106/01/3010
206/03/1024
306/07/2829
406/10/0219
506/12/0124
607/02/1312

上表から、私どもの方式では、プット売りを行ってから少なくとも10日間(営業日)ぐらいはプット売りを継続することになるのがわかります。その間、日経平均株価相場が期待したように上昇基調であるならば、10日間も経つとプット価格は大分下落するので、プット売りによりかなりの値下がり益が得られます。

日経平均株価がその間横ばいで推移しても、プット価格は10日間でかなり値下がりするので、まずまずの値下がり益が得られます。

問題は、日経平均株価がその間に期待に反して下落してしまった場合です。
日経平均株価の下落幅が小さければプット価格の上昇はさほどでもありませんが、大幅に下落するとプット価格は急騰し、投資家のダメージは大きくなります。後で述べるように、プット売りの買い返済のサインがでたとき、もう日経平均株価がすでに大幅に下落していることも多いのです。

大幅安は回避できるか

 前のページでも解説したように、プット売りをしていてもっとも恐ろしいのは、日経平均株価相場の大幅安あるいは暴落にあうことです。上のプット売り継続日数の表から、私どもの方式ではプット売りを始めてから少なくとも10日間(営業日)はそのような大幅安には会わずに済むというのがわかります。

日経平均株価相場の大幅安あるいは暴落は、一般に日経平均株価が短期的にも中期的にも大分値上がりした場合に発生するものです。私どもの方式では、日経平均株価が上昇を開始したと思われる時点でプット売りを仕掛けるので、少なくとも10日間ほどは日経平均株価相場の大幅安に見舞われる恐れはほとんどないのです。

今回は最近一年半ほどの相場について検証しましたが、もっと検証の範囲を広げてもやはり同じような結果となりました。また、ここ8年間ほどの間に起こった暴落局面についても検証をしたところ、暴落の前にプット売りを行うタイミングとなり、プット売りを開始してから暴落までに少なくとも15日(営業日)ほどの日数がかかるのがわかりました。

以上から、プット売りで安定した成果を求めるなら、私どもが開発した株式指数 Sレシオ などを利用して日経平均株価が上昇を開始したタイミングをとらえてプット売りを行い、その後10日(営業日)以上が経過したら早めにプット売りを買い返済して手仕舞うという短期売買をするのがよいと思われます。

  トップページ メニューに戻る