平均株価研究会 ローリスク・オプション売りの実績(6) メニューに戻る

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2004年後半の相場

 6月の上昇相場は結局長続きせず、7月に入ると日経平均相場は下落に転じ、8月中ごろには私どもの日経平均株価分析プログラムは相場の陰転を告げました。
その後は11000円をはさんだ小幅上下動が4ヶ月あまりも続きましたが、12月に入ると相場付きがしっかりしてきて、私どもの日経平均株価分析プログラムは12月28日の引けで相場の陽転を宣言しました。

この期間で、これまで説明したローリスク・オプション売りがどのような成果を挙げたかを調べましょう。

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2004年8月限の相場

  • 日経平均株価相場の分析
     2004年7月初めまでは、日経平均が上昇基調で短期HL分析線、HL分析平均線も前のピークに迫っていたので、コール売りは見送りです。

    2004年7月12日の引けで、HL分析平均線がゼロを割り込み、日経平均株価相場の基調が変わってきました。7月22日の引けで、短期HL分析線がふたたびHL分析平均線を上から下に割り込んだので、翌2004年7月23日の朝寄付きで8月限のコールを売ります。

  • 権利行使価格の決定
     2004年8月限のコールのどの権利行使価格のものを売るのかを決めるために、7月22日のコール価格の引値を調べます。
    引値が80円以下という条件に合う権利行使価格のものを選択します。30円で引けていた権利行使価格12000円のコールを選択します。

  • オプションの売付け
     以上の検討により、2004年7月23日の朝寄り付きで2004年8月限のコール12000円の売りを行います。売値は25円でした。
    またヘッジのために、同時にコール12500円の買いを行います。買値は2円でした。

  • 相場の推移
     その後、日経平均株価は一時かなり値上がりしましたが、8月限のコール13000円はそれほど値上がりしなかったので、売りを継続しました。

  • オプション売りの決済
    7月30日の引けで、短期HL分析線の値は−100ポイント以下のレベルから上昇し、HL分析平均線を上回りました。そこで、8月限のコール12000円、コール12500円を決済しました。決済価格は、コール12000円が7円、コール12500円が1円でした。従って、2004年8月限のコール売りにより、
        25−2−(7−1)=17円
    の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。
2004年10月限の相場

  • 日経平均株価相場の分析
     2004年9月3日の引けで、短期HL分析線が100ポイント以上のレベルからHL分析平均線を割り込みました。
    この時点での短期HL分析線、HL分析平均線は2ヶ月以内の前のピークを下回っており、日経平均株価も前のピークの位置よりかなり下がっています。
    そこで、翌9月6日の朝寄付きで10月限のコールを売ります。

  • 権利行使価格の決定
     どの権利行使価格のものを売るのかを決めるために、前日9月3日の引けでのコール価格を調べます。
    コール価格が80円以下の権利行使価格を選択します。権利行使価格11500円のものが65円で引けていましたので、これを選択します。

  • オプションの売付け
     以上の検討により、2004年9月4日の朝寄り付きで10月限のコール11500円の売りを行います。売値は80円でした。またヘッジのために、同時にコール12000円の買いを行います。買値は15円でした。

  • 日経平均株価相場の推移
    その後、日経平均株価は10月初めに急騰し、10月4日の引けで短期HL分析線がHL分析平均線を90ポイント以上上回りました。

  • オプション売りの決済
    そこで、翌10月5日の朝寄り付きで、10月限コール11500円を買い返済しました。買値は20円でした。またコール12000円を売り返済しました。売値は1円でした。
    従って、2004年10月限のコール売りにより、
         80円−15円−(20円−1円)=46円
    の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。

2004年11月限の相場

  • 日経平均株価相場の分析
     2004年10月14日の引けで、短期HL分析線が100ポイント以上のレベルからHL分析平均線を割り込みました。そこで、翌10月15日の朝寄付きで11月限のコールを売ります。

  • 権利行使価格の決定
     どの権利行使価格のものを売るのかを決めるために、前日10月14日の引けでのコール価格を調べます。
    コール価格が80円以下の権利行使価格を選択します。権利行使価格11500円のものが70円で引けていましたので、これを選択します。

  • オプションの売付け
     以上の検討により、2004年10月15日の朝寄り付きで11月限のコール11500円の売りを行います。売値は45円でした。またヘッジのために、同時にコール12000円の買いを行います。買値は8円でした。

  • 日経平均株価相場の推移
    その後、日経平均株価は10月末にかけて急落しました。その後、やや落ち着いて11月1日の引けで短期HL分析線が−100ポイント以下のレベルのHL分析平均線を上回りました。

  • オプション売りの決済
    そこで、翌11月2日の朝寄り付きで、11月限コール11500円を買い返済しました。買値は4円でした。またコール12000円を売り返済しました。売値は1円でした。
    従って、2004年11月限のコール売りにより、
         45円−8円−(4円−1円)=34円
    の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。

2004年12月限の相場

  • 日経平均株価相場の分析
     2004年11月19日の引けで、短期HL分析線は100ポイント以上のレベルからHL分析平均線を割り込みました。そこで、翌11月22日の朝寄付きで2004年12月限のコールを売ります。

  • 権利行使価格の決定
     どの権利行使価格のものを売るのかを決めるために、前日11月19日の引けでのコール価格を調べます。
    コール価格の引値が80円以下の権利行使価格を選択します。2004年12月限で権利行使価格11500円のものが40円で引けていたので、これを選択します。

  • オプションの売付け
     以上の検討により、2004年11月22日の朝寄り付きで2004年12月限のコール11500円の売りを行います。売値は20円でした。またヘッジのために、同時にコール12500円の買いを行います。買値は2円でした。

  • 日経平均株価相場の推移
    その後、日経平均株価は弱含みで推移し、12月限のSQは、11000円以下となりました。

  • オプション売りの決済
    結局2004年12月限コール12000円、コール12500円はともにゼロ円で自動決済されました。従って、2005年1月限のコール売りにより、
         20円−2円 = 18円
    の売買差益が得られしました(手数料、税金は除く)。

この6ヶ月間の利益合計

 上記のように、この6ヶ月間に4回のコール売りを仕掛けることになります。各回のコール売りの売買差益(手数料、税金は考慮しない)、それらの合計(手数料、税金は考慮しない)は次の通りです。

SQ売りの時期 売りの種類 売買差益
 2004年 8月限 コール  17円
 2004年10月限 コール 46円
 2004年11月限 コール 34円
 2004年12月限 コール 18円
売買差益合計   115円

 この表右端の利益の欄から、幸いにも4回のコール売りのすべてで売買差益が得られたのが見られます。

この6ヶ月間の売買差益の合計は115円となりました(手数料、税金は考慮しない)。仮に、オプションを1枚売るのに40万円の証拠金が必要であったとすると、その40万円の元金で、6ヶ月間に11.5万円の売買差益(手数料、税金は考慮しない)を挙げたということになります。年間利益率に換算すると、57.5パーセントとなります。
かなりしっかりしたヘッジを併用していることを考慮すれば、相当な成績といえましょう。

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