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2003年5月に陽転した日経平均株価の相場は、6月に入ると大商いを伴って急騰し、その後も上昇し続けました。しかし10月末から上昇基調が弱まり、私どもの日経平均株価分析プログラムは短期下落トレンド入りを告げました。 その後しばらくはそれほど安くなることもなくもみあっていましたが、11月末にかけてまた上昇の動きとなり、私どもの日経平均株価分析プログラムは短期上昇トレンド入りを告げました。 下のチャートの6月では、日経平均株価相場が大出来高を伴って急騰し、HL分析平均線が一気に200ポイントを突破したのが見られます。この時期は、完全に買い方のペースになっているので、当然ながらコール売りを行うのは無理な話です。そこで、HL分析平均線が一気に200ポイントを突破した場合には、その次に発生したコール売りの仕掛け場を見送ることにします。 では、コール売りを再開するのはその後どの時点からでしょうか。最近7年ほどの相場を調べると、HL分析平均線が一気に200ポイントを突破した後、相場が落ち着き、短期HL分析線がゼロレベルを割り込んだ時点がめどとなるようです。その時点の後に
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10月限までのコール売りは、上記の理由により見送ります。 10月23日の引けで、短期HL分析線がHL分析平均線の値を大きく割り込みました。また、この時点の短期HL分析線、HL分析平均線が2ヶ月前からの範囲のピーク値を大幅に下回っています。 そこで、コール売りをしたいのですが、前日の日経平均株価の急落により、短期HL分析線があまりにも下落してしまいました。過去の相場を検証すると、日経平均株価が堅調に上昇してきて新高値をつけてから急反落した場合、なにがしかの戻りがあるものです。 そこで少し様子を見ていると、日経平均株価は戻してきて4日後には48日移動平均線を上回りました。 翌10月30日の朝寄付きで2003年11月限のコールを売ります。 どの権利行使価格のものを売るのかを決めるために、前日10月29日のコール価格の引値を調べます。 引値が80円未満という条件に合う権利行使価格のものを選択します。権利行使価格11500円のコールが30円で引けていたので、これを選択します。 以上の検討により、10月30日の朝寄り付きで11月限のコール11500円の売りを行います。売値は30円でした。 またヘッジのために、同時にコール12000円の買いを行います。買値は6円でした。 その後、日経平均株価は予想どおり下落し、11月限のSQでは10200円がらみになりました。 従って、2003年11月限のコール売りにより、 30円−6円 = 24円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 | |
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その後日経平均株価相場は上昇に転じましたが、12月初めには下落し、短期HL分析線は100ポイント以上から下落して12月8日の引けでHL分析平均線を割り込みました。 また、この時点のHL分析平均線が2ヶ月前からの範囲のピーク値を大幅に下回っています。 そこで、翌12月9日の朝寄付きで2004年1月限のコールを売ります。 2004年1月限のコールのどの権利行使価格のものを売るのかを決めるために、前日12月8日の2004年1月限コール価格の引値を調べます。 権利行使価格はコール価格が80円以下の範囲で選択します。11000円のものが45円で引けていたので、これを選択します。 以上の検討により、2003年12月9日の朝寄り付きで2004年1月限のコール11000円の売りを行います。売値は55円でした。 またヘッジのために、同時にコール11500円の買いを行います。買値は20円でした。 その後、日経平均株価は一時下落しましたが、やがて上昇に転じ、12月15日の引けで、短期HL分析線がHL分析平均線の値を50ポイント以上上回りました。 そこで、翌12月16日の朝寄り付きで2004年1月限のコール11000円を買い返済しました。買値は40円でした。また1月限のコール11500円を10円で売り返済しました。 従って、2003年12月限のコール売りにより、 55円−20円−(40円−10円)=5円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 |
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上記のように、この6ヶ月間に2回のコール売りを仕掛けることになります。前記のように、日経平均株価が8000円から11000円以上に値上がりした相場でコール売りをしたのですから、コール売りの回数が少ないのは当然です。各回のコール売りの売買差益(手数料、税金は考慮しない)、それらの合計(手数料、税金は考慮しない)は次の通りです。
この表右端の利益の欄から、2回のコール売りの両方で売買差益が得られているのが見られます。 しかし、コール売りの回数が少なかったので、この6ヶ月間の売買差益の合計は29円に留まりました(手数料、税金は考慮しない)。 もともとコール売りがしにくい上昇相場だったので、この成果はしょうがないところでしょう。むしろ、無理なコール売りをしかけて大きな損を出さずに済んだ点を評価すべきでしょう。 仮に、オプションを1枚売るのに40万円の証拠金が必要であったとすると、その40万円の元金で、6ヶ月間に2.9万円の売買差益(手数料、税金は考慮しない)を挙げたということになります。年間に換算すると14。5パーセントの利益率ということになり、決して悪い成績ではありません。 かなりしっかりしたヘッジを併用していることを考慮すれば、まずまずの成績といえましょう。 |
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