|
|
|
2003年1月から5月にかけてジリ安に推移した日経平均株価の相場は、5月半ばを過ぎてから急に上昇し始め、6月に入ってからは大商いのうちに急騰して9000円を超えました。その後日経平均株価相場は、ほんの短いスピード調整期間を経て、7月に入りふたたび爆発的な大商いを伴って急騰しました。 この期間で、これまで説明したローリスク・コール売りがどのような成果を挙げたかを調べましょう。 |
|
|
|
2002年12月4日の引けで、短期HL分析線の値が100ポイント以上のレベルでHL分析平均線を下回りました。しかし、この時点での短期HL分析線、HL分析平均線は2ヶ月以内の前のピークを大きく越えており、日経平均株価相場が上昇基調に転じた可能性を示唆しています。 そこで、2003年1月限のコールは売らないことにします。 |
|
|
2003年1月28日の引けで、短期HL分析線の値が100ポイント以上のピーク値から下落してHL分析平均線を下回りました。 この時点での短期HL分析線、HL分析平均線は12月初めのピークよりはるかに低いので、日経平均株価相場が下落基調にあると判断されます。そこで、2003年3月限のコールを売ることにします。 前日1月28日の2003年3月限のコール引値を調べると、権利行使価格9500円のものが40円で引けていましたので、これを選択します。 以上の検討により、2003年1月29日の朝寄り付きで、3月限のコール9500円の売りを行います。売値は45円でした。同時に3月限のコール10000円の売りを行います。売値は15円でした。 その後、日経平均株価は急落したあと、反発に転じました。2月12日の引けで、短期HL分析線の値がHL分析平均線の値を90ポイント以上上回りました。 そこで、翌2月13日の朝寄付きで、3月限のコール9500円の売りを買い返済します。買値は25円でした。また、1月限コール10000円の買いを売り返済します。売値は7円でした。 従って、2003年3月限のコール売りにより、 45円−15円−(25円−7円)=12円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 |
|
|
2003年2月20日の引けで、短期HL分析線の値が100ポイント以上のピーク値から下落してHL分析平均線を下回りました。また、この時点から2ヶ月ほど前からの短期HL分析線、HL分析平均線の推移を見るとどちらも低下傾向にあり、日経平均株価相場が弱含みになっているように思われます。 そこで、翌2月21日の寄り付きで2003年4月限のコールを売ることにします。コールの価格は80円以下の範囲で選択します。 前日2月20日のコール価格引値を調べると、権利行使価格9500円のものが、55円で引けていましたので、これを選択します。 以上の検討により、2月21日の朝寄付きで4月限コール9500円の売りを行います。売値は50円でした。同時に4月限コール10000円の買いを行います。買値は15円でした。 その後、日経平均株価は予想したように急落し、3月のSQでは7868円となりました。この時点で4月限コール9500円、10000円を1円で決済しました。 従って、2003年4月限のコール売りにより、 50円−15円=35円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 | |
|
|
3月31日の引けで、短期HL分析線の値が100ポイント以上のピーク値から下落してHL分析平均線を下回りました。そこで4月1日の朝寄付きで2003年5月限のコールを売ります。上図に見られるように、背景がブルーの弱気基調でのコール売りなので、コール価格は80円以下の範囲で選択します。 4月1日の前日3月31日のコール価格の引値を調べます。 権利行使価格8500円のものが、60円で引けていましたので、これを選択することにします。 以上の検討により、2003年4月1日の朝寄り付きで5月限のコール8500円の売りを行います。売値は60円でした。 またヘッジのために、同時にコール9000円の買いを行います。買値は15円でした。 その後、日経平均株価はしばらく期待通り下落しましたが、やがて5月に入ると急反発してきました。5月6日の引けで、短期HL分析線の値はHL分析平均線の値を90ポイント以上上回りました。そこで、翌5月7日の朝寄付きで5月限のコール8500円を買い返済します。買値は3円でした。同時に5月限のコール9000円を売り返済します。売値は1円でした。 結局、2003年5月限のコール売りにより、 60円−15円−(3−1)円=43円 の売買差益が得られました(手数料、税金は除く)。 | |
|
|
5月16日の引けで、短期HL分析線の値が100ポイント以上のピーク値から下落してHL分析平均線を下回りました。 しかし、この時点での短期HL分析線、HL分析平均線は2ヶ月以内の前のピークを大きく越えており、HL分析平均線は100ポイント以上となっています。これらにより、日経平均株価相場が上昇基調に転じた可能性があると思われるので、2003年6月限のコールは売らないことにします。 |
|
|||||||||||||||
上記のように、この6ヶ月間に5回のローリスク・オプション売りを仕掛けることになります。各回のオプション売りの売買差益(手数料、税金は考慮しない)、それらの合計(手数料、税金は考慮しない)は次の通りです。
この表右端の利益の欄から、3回のオプション売りのすべてで売買差益が得られているのが見られます。前のページでも述べたように、この方式では、かなり堅実に利益が挙げられていることがわかります。 この6ヶ月間の売買差益の合計は、90円でした。仮に、オプションを1枚売るのに40万円の証拠金が必要であったとすると、その40万円の元金で、6ヶ月間に9万円の売買差益(手数料、税金は考慮しない)を挙げたということになります。売買成果が安定していることを考慮すれば、まずまずの成績といえましょう。 |
|
|