| 平均株価研究会 | 個別株 − 新日鉄 |
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本ウェブは「平均株価研究会」であり、平均株価、ETF、平均株価オプションなどが主たる研究対象です。そのように平均株価を重視する理由は、こちらに詳しく解説しました。 しかし最近、このような平均株価の分析手法を個別銘柄に適用したらどうかという問い合わせ、お勧めのメールをたびたび頂くようになりました。 先に「金鉱株投信」について解説しましたが、これは世界の金銀鉱山株11種の平均株価を投信化したものです。この投信の価格は、平均株価と比較するとはるかに値動きが大きいのですが、それに対して私どもの分析手法を適用してかなりの成果をあげることができました。 そこで今回、私どもが開発したトレンド分析手法が個別銘柄の値動きの分析に適用できるかどうかを改めて調べることにしました。平均株価の分析の立場から見た個別銘柄の値動きの検討という、少々変ったスタンスの研究ということになります。 |
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平均株価はその対象とする多数の個別銘柄の株価を平均したものであり、個別銘柄の株価変動が平均化されて値動きが滑らかになり、最高値と最低値との間の値幅も小さくなります。 逆に、個別銘柄の株価は平均株価に比較して値動きが大きく、また不規則な値動きをすることが多くなります。これには個別銘柄に特有の「材料」だとか「決算の内容」、需給関係といった株価を動かす要因が関係する場合が多いのです。 このように値動きが大きいのであれば、その銘柄の株価のトレンドがうまく抽出できればかなりの売買益が期待できることになります。先に行った貴金属相場の分析では、値動きの小さい金先物よりも値動きの大きい白金や金鉱株のほうが大きな利益をあげることができました。 |
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しかし値動きが大きいというのは、相場に不規則な動きが多く、長期にわたるトレンドの抽出が難しいということでもあります。相場で利益をあげるには
一度判断ミスをすると、たいていの場合それをかなりの損失を出して修正しなければなりません。このようなミスをいくつもすると、全体のパフォーマンスが大きく低下してしまいます。 |
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| ここでは大型株の代表新日鉄を例にとって、個別株のトレンド分析を行ってみましょう。まず新日鉄株の長期の変動を調べ、現在の新日鉄株が歴史的にどのような位置にあるのかを確認します。下のチャートは、5年近く前から現在までの新日鉄株の週足です。 |
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歴史的には、新日鉄株はバブル末期には900円以上の高値をつけたのち、長期の下落基調となりました。1992年〜1997年は300円〜400円の範囲で推移していましたが、1997年からまた一段安となり、一時は150円を割り込みました。 上図の範囲では、1999年に300円以上の高値を付けた後、また長期の下落基調となり、2002年12月には120円を割れる歴史的な安値を付けました。 その後は新日鉄の業績回復とともに株価も大底をいれた形になり、最近ではかなり戻してきて200円〜240円の範囲で安定しています。 |
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私が持っている新日鉄株の株価データを利用して、まず最近7ヶ月強分の新日鉄株のトレンド分析を行いました。 チャートの上部にある「始値」はチャートに表示されている左端のデータの始値、「終値」は当日の終値を意味します。また「高値」、「安値」は、それぞれその7ヶ月強の期間内のザラ場の高値、安値を示します。 |
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チャートのバックがピンクの部分は、本研究で抽出された相場上昇部分を示します。一方チャートのバックが空色の部分は、本研究で抽出された相場下降部分を示します。 上記チャートの下半分は、本研究で主として用いる相場分析指標のチャートで、短期線、中期線、長期線などの指標線を使用します。これらの指標データと白金価格、出来高などのデータから、長期間の統計に基づく確率計算を行い、相場の動向を探るのです。 相場分析の詳細については、おいおいこのウェブに掲載していく予定です。 |
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上記最近7ヶ月強分の新日鉄株の分析チャートについて、簡単に説明いたします。
上記チャートでは、背景色が2003年6月以降はピンクとなっています。これは、私どもの分析プログラムが半年以上前から新日鉄株が中期的に上昇傾向にあると判断したことを意味しています。 新日鉄株は、最近6ヶ月ほど200円〜240円の範囲で推移しています。いますぐ250円を超えるようなエネルギーには欠けていますが、下値も次第に切り上がる傾向を示しており、底堅い基調といえましょう。 それを反映して、上記チャート下部の分析指標のチャートでも、短期、中期、長期分析線がいずれもゼロ以上で安定しており、やや上に向く気配を見せています。 以上から、今後新日鉄株はやや強含みに推移する可能性が大きいように思われます。 年初から堅調だった新日鉄株は、10月に239円の高値を付けた後11月には一時198円にまで下落しました。その下落幅は18パーセント近くに達しましたが、私どものトレンド分析プログラムはこれはそれまでの上昇相場の調整にすぎないと判断し、相場の上昇基調は変らないとしました(チャートの背景色はピンクのまま)。 個別株では値動きが大きいため、この程度の上げ下げでは相場の基調が変ったかどうか判断できません。もう少し経過を見て、短期、中期、長期分析線の推移も考慮し、コンピューターで相場の基調を判断することになります。 私どもの個別株トレンド分析プログラムは、相場の上げ下げの全部に対応して利益をあげることはできないという考えで作成したものです。継続期間が半年から1年以上のやや大きな相場トレンドを抽出することを狙っています。従って、数ヶ月のうちにトレンドが反転するような相場には対応できないことがあります。 しかし、そのような大づかみな相場トレンド抽出が長期的にはかなりの好成績をあげることを、今後このウェブで詳細に解説していきます。 |
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| 上に解説した平均株価の分析手法を拡張した個別株トレンド分析手法を、今後、6年前からの個別株データに適用して見ましょう。その結果を毎週このウェブにアップして行きます。 |