| 平均株価研究会 | 平均株価投資の実績(4) |
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これまで、平均2.4年に一回の相場基調変化を検出する長期的な投資方式と、平均11ヶ月に一回相場基調が転換したと判断するややレスポンスの速い投資方式とを試みましたが、コンピュータ・シミュレーションの結果、後者の長期利益率は前者に及ばないことがわかりました。 レスポンスの速い売買では相場の転機の際にロスが少なくなるという長所がありますが、反面相場の小さな変動に対しても反応するので「だまし」によるロスが多くなります。それらのロスが積み重なって、上記のような結果になったのです。 今回は、私どもが開発した「Mレシオ」という株式指数を利用して日経平均株価の変動を分析しましょう。Mレシオの詳細については今後次第にこのウェブで開示しますが、とりあえずはその銘柄(この場合には日経平均株価)が市場で売買される際の「売買代金」の変動を利用して株価の動きを予測しようという方式であるとお考えください。 ここではまず、Mレシオの意味を直感的に理解していただくために、2009年3月初までの日経平均株価のチャートとそれに対応するMレシオの分析チャートを下に示します。 日経平均株価は2007年7月に18000円以上の高値をつけてから下落に転じ、2008年10月には歴史的な大暴落をしてざら場では7000円を割り込みました。その期間の株価、Mレシオの動きが見られるように、ここでは週足でチャートを表示します。 背景色がピンクの部分は今回の方式で日経平均株価が上昇基調と判断された領域、背景色が薄青の部分は今回の方式で日経平均株価が下落基調と判断された領域です。 |

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上の日経平均株価のチャートからは、日経平均株価が18000円以上の高値をつけた後下落し始めた9月の初めにチャートの背景色がピンクから薄青に変わり、Mレシオが日経平均株価相場の陰転を検出したのがわかります。 陰転を検出した翌週の寄り付きで日経平均株価を売却すると、16000円をわずかに下回った価格で売却できたことになります。 下の分析チャートには、Mレシオ(赤い線)とその移動平均線(薄青の線)が表示されています。それらの基本的な利用法は次の通りです。
その後2009年3月に至るまで、Mレシオ、Mレシオ移動平均線はともに100ポイント未満のレベルにあり、日経平均株価相場の下落基調が継続しています。 2008年10月以降は、Mレシオ移動平均線が下落して90ポイントを下回り、Mレシオが移動平均線より低くなっており、日経平均株価相場が底値圏に入ったのを示しています。 また、2009年1月以降はMレシオがやや上昇してMレシオ移動平均線を上回っており、この状態で日経平均株価が7000円を割り込んで安値を更新したら日経平均株価の買場となる可能性があります。 |
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今回の方式について、これまでと同じように、実際の日経平均株価相場のデータを使用して売買シミュレーションを行い、長期間運用した場合の利益率をまとめました。 売買シミュレーションの期間は、前のページの場合と同じく、2000年4月の大暴落に先立つ緩やかな上昇相場のスタートからとします。今回の方式では1999年3月28日がその上昇相場のスタートであるととらえられたので、売買シミュレーションもその日を出発点として始めることにします。 売買シミュレーションの期間の終了は、とりあえず2008年度の大納会2008年12月28日の引値としました。 2000年4月17日に、アメリカNY株式市場の急落が日本に波及して、日経平均株価の暴落が始まりました。下表では、私どもの日経平均株価分析プログラムは、その後2000年5月29日の引けで日経平均株価相場の陰転を告げたので、翌週月曜日6月4日朝寄付きで日経平均株価を16029円で売却しました。この売買で、結局372円の値下がり損が発生しました(下表の2行目)。 同時に6月4日朝寄付きで日経平均株価を16029円分信用売りします。このようにして、相場が下落基調と判断された場合には信用売りで値下がり益を得るようにします。 その約2年9ヶ月後、2003年3月9日に日経平均株価相場の陽転が検出されたので、その翌週月曜日3月16日の朝寄付きで信用売りの買い返済を行いました。この売買で結局7932円の値下がり益が得られました(下表の3行目)。 このように、日経平均株価の現物買いと信用売りを交互に繰り返して長期間の売買を行います。 |

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上記日経平均株価の売買シミュレーションの結果をまとめながら、今回の投資の利益率を考察しましょう。
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今回の方式では、幸いにも10年近い期間にわたり年間単利換算で15パーセントを上回る利益率をあげることができました。この方式については、今後さらに詳細に報告しますが、バブル崩壊後から2000年までの期間についても安定した成績を示すのが確認されており、その安定性、信頼性はかなり高いと私どもは考えております。 その成績の理由の一つが、上記のように相場の下落基調を的確にキャッチしてその局面では信用売りで利益をあげたことです。日本経済の成長率鈍化により、今後、日経平均株価が長い年月にわたって上昇する可能性は少なくなりました。今回報告したような機動的な投資方式が、これからますます必要になってくるでしょう。 |
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