| 平均株価研究会 | 平均株価の中期的方向 |
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前のページでは、平均株価の価格変動率を使って相場の基調の転換をとらえる方法を説明し、その方式により数年単位の日経平均株価の動向を大きく捉えることができるのを示しました。 しかし実際に平均株価投資をしていると、もっと短期に、たとえば数ヶ月単位あるいは半年単位ぐらいで売買したくなるものです。暴落の際などは、一週間ぐらいで「この相場は当分は回復不可能になった」とわかる場合もあります。そのような場合は、早々に売り転換してダメージを小さくしたくなります。 前のページで説明したように、相場の方向をもっと早く判断しようとすると、今度は高値買いの安値売り(あるいは安値売りの高値買戻し)となる恐れが大きくなります。一度相場の方向の判断を誤るとその後また判断の見直しを迫られることになり、その際にかなりの損失が発生するのが普通です。 これらのバランスをとって平均株価投資の総合的な利益を大きくする方法が見つかるかどうかを検討しましょう。 |
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前のページで解説したように、株式関係の教科書などに掲載されている移動平均線を2本使って平均株価の方向を判断する方法などでは、あまりよい結果が得られません。ここでは、私どもが少し前に開発してこのウェブの中でも方々で利用している「Sレシオ」という株式指数をベースにした方式を検討しましょう。 Sレシオは、もともとN225オプションなどの売買に利用できるように、日経平均株価の短期変動を捉える目的で開発した株式指数です。今回、このSレシオの考え方を拡大して、日経平均株価の中期的基調を検出できるようにした新しい株式指数を開発しました。今後、この指数を「Mレシオ」と呼ぶことにします。 Mレシオの詳しい内容は後に解説することにして、まずは、Mレシオがどのような動作を示すかを実際の日経平均株価相場を例にとってご覧に入れましょう。 下図のチャートは、前のページでの解説にも利用した2000年4月の暴落の前後8ヶ月あまりの日経平均株価日足です。チャートには、日経平均株価の6日移動平均線、24日移動平均線、48日移動平均線も表示しています。 チャートの下半分は、日経平均株価の中期的方向を抽出するための分析チャートで、ピンクの線は以前から利用している日経平均株価の短期変動を捉えるためのSレシオです。 分析チャートで、ブルーの線が、今回開発した日経平均株価の中期的基調を検出するための株式指数「Mレシオ」を示します。 |

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Mレシオの内容は今後詳しく解説しますが、ここでは、基本的にMレシオが上昇して100ポイントを越えたときに日経平均株価相場は上昇基調に転換し、逆にMレシオが下落して100ポイントを割ったときに日経平均株価相場は下落基調に転換するとお考えください。 さらに、相場の基調がより正確にしかも早く検出できるように他の種類のデータも取り入れて、コンピュータープログラムで最終的な判断をしています。上図の株価チャート、分析チャートで、背景色がピンクの部分はそのようにして検出された相場の上昇基調の期間を示し、背景色が空色の部分は下落基調と判断された期間を示します。 上図のチャートから、1999年11月はじめに相場の陽転が検出されて、チャートの背景色がピンクに変わったのが見られます。そのあたりで、分析チャートのMレシオが上昇して100ポイントを越えています。 その上昇基調は約半年継続しましたが、2000年4月の暴落の後まもなく、私どものコンピュータープログラムが相場の陰転を検出し、チャートの背景色が空色に変わりました。その少し前に、分析チャートのMレシオが下落して100ポイントを割り込んだのが見られます。 相場の陰転が検出された翌朝寄り付きで日経平均株価を売却すると、売値は18247円となります。これは日経平均株価が4月12日につけた高値20833円より12.4パーセント低い位置です。 これからの検証で明らかになるように、私どもの方式はかなり安定性の高い相場判断を示しますが、その割には相場が急変した場合にもレスポンスが比較的速いと思います。 |
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