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上場投資信託とは

 特定の株価指数に連動することを目的に運用される投資信託で、通常の株式と同じように証券取引所で常時売買が可能なものを、上場投資信託といいます。
そのタイプの投資信託としては、これまで「日経300投信」がありました。これに加えて2001年7月から株価指数型上場投資信託(Exchange Traded Funds 略称ETF)が、証券取引所に上場されました。

日経300投信

 まず日経300投信について、説明いたします。
  • 日経300投信とは
     市場の資産価値全体の推移を的確に表わすことを目的とする日経株価指数300に連動する株価指数型上場投資信託です。

  • 証券コード
     現在、証券コード1319で、主に東京証券取引所第2部に上場され、取引されています。

  • 追加設定の方式
     追加設定の際、新規加入者の資金で株式を買付ける仕組みのため、委託手数料などの執行コストがかかり収益面ではかなり厳しいといわれます。

  • 信用取引が可能
     信用取引による売買が可能です。信用売りも行うことができますので、相場全体が下落するときにも利益をあげられる可能性があります。

  • 最近の状況
     大きな期待を担って鳴り物入りで上場されたのですが、上場後まもなく人気は離散して解約が相次ぐ状態となりました。最近では、1日の出来高が10万株を切る日も多いようです。

  • 不人気の理由
     その理由としては、日経300投信は販売手数料が少ない商品だったので、証券会社が扱いたがらなかったのが大きいといわれます。また日経株価指数300というあまりなじみのない株価指数に連動するという点も、今ひとつ人気がでない理由だったのでしょう。
ETF

 次に、今回登場したETFは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの株価指数に連動する新しいタイプの投資信託です。
  • ETFとは
     投信会社が証券会社や機関投資家から指数を構成する株券の拠出を受けて設定します。株券を拠出した証券会社などは、投信の持ち分を示す受益証券を受け取ります。この受益証券が、取引所に上場され、取引されます。

  • 運用費用が少ない
     この方式のため、日経300投信より運用費用が少なくて済み、収益面で有利といわれます。米国では、手軽に売買できて好配当の期待できる投信として人気を集めています。

  • 手数料は株式と同じ
     ETFは、株式市場に上場しており、時価で取引されています。また、株式として取り扱われているため、手数料も株式の売買委託手数料と同じで、通常の株式投資信託の手数料(販売手数料+信託報酬)よりかなり安くなっています。

  • ETFの売買単位
     ETFの売買単位は、日経平均型が10口、TOPIX型が100口です。日経平均株価が9000円のときには、約9万円の資金で投資することができます。このような小口資金で、多数の銘柄に分散投資するのと同じ効果が得られます。

  • 信用取引が可能
    信用取引による売買が可能です。信用売りも行うことができますので、相場全体が下落するときにも利益をあげられる可能性があります。従って、うまく運用すれば持株のヘッジに利用することもできるでしょう。
 大多数のETFは、7月に年一回の決算を行い、投資家に支払う分配金の額を発表します。ETFの場合は、組み入れ株式の配当金などの収益から運用経費をさし引いた額を分配するのが原則です。
上場以来2回目の分配となる2003年度は、5月からの相場急反発のおかげで、 昨年度よりかなり分配金が増えたようです。

ETFのチャート

 通常、ETFは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの株価指数にかなりよく連動しています。そこで、ETFの値動きは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)のチャートをご覧ください。

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