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2002年後半の相場

 次に2002年6月〜2002年12月にかけての期間で、ETFの現物と組み合わせてプット買いを行なう方式を解説します。
この領域では、2002年6月の相場陰転以降はチャートの背景色が全部薄青になっていて、ETFの現物ではほぼ毎月評価額が低下しています。それをプット買いの利益でカバーできるかどうかを調べましょう。

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 上図で、2002年6月以降の下落相場でもときどき一時的な戻りがあるのが見られます。この期間で、短期HL分析線が100ポイントを上回ったのは5回あります。その時点ではプットの価格が低くなりますので、そこをとらえてプット買いを行うのです。

半年間のプット買い合計

 上記の5回のプット買いについては、オプション買いのページで詳しく解説してあります。ここではそのページから各回のプットの売買差益(手数料、税金は考慮しない)、それらの合計(手数料、税金は考慮しない)を引用します。

オプション買いの時期 買いの種類 売買差益
 2002年 7月12日 プット 70円
 2002年 8月29日 プット 320円
 2002年 9月24日 プット 0円
 2002年11月8日 プット 195円
 2002年12月 5日 プット 45円
売買差益合計   630円

この期間でのオプション買い付け単価は、最高が270円です。従ってオプションを一枚買い付けるとすれば、約28万円の資金が必要になります。上記の投資結果は、その資金で、6ヶ月間に63万円の売買差益(手数料、税金は考慮しない)を挙げたということを意味します。相当な好成績といえましょう。

また、上記の方式では、この6ヶ月間に5回のオプション買いを仕掛けています。平均すると、一ヶ月に一回以下となりますが、オプション買いの仕掛場は、そう頻繁にはこないということでしょう。

半年間のETF値下がり

 一方、この6月17日に相場が陰転したときの日経平均株価は10799円でした。そして上図チャートの最後12月13日の日経平均株価引値は8516円でした。従ってこの間のETF現物の値下がり分は
      (10799−8516)×150=342450円
です。
以上から、この半年についてはこの方式によりETF現物の値下がり分をはるかに上回るオプション売買益をあげることができたのがわかります(手数料、税金は考慮しない)。

この1年間の利益合計

 この方式によるこの1年間の日経平均株価が下落基調の部分の利益を合計してみましょう。
2002年1月〜6月限では、先に日経平均株価の下落により49800円の損、プットの値上がりにより175000円の利益が発生したのを説明しました。

これを上記の2002年6月〜12月限の利益と合計すると
      −49800+175000−342450+630000=412750円
となり、約150万円のETF現物と約28万円のプット購入代金を元手に1年間の日経平均株価が下落基調の部分だけで約41万円の売買差益があげられたのがわかります(手数料、税金は考慮しない)。

この利益(手数料、税金は考慮しない)の水準はかなりのものですが、それとともにこの売買がかなりしっかりした損失限定方式に基づいて行われ、万一の場合でも大きな損失をこうむる恐れが少ない点を評価していただきたいと思います。

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