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 デジタルカメラで撮影した画像やスキャナーで取り込んだ画像を、ウェブに掲載できるように仕立てるには、ちょっとしたコツがあります。パソコンによる画像処理になれている人でしたら、ほとんど自動的にこの作業を行えるのですが、いろいろな個人ウェブを見ていると、この辺の知識が少ない人が制作したと思われるものがかなりあります。

そこで、本ウェブでは、ウェブ用の画像処理入門講座を掲載することにいたしました。第一回の今回は、デジタルカメラで撮影した画像データをパソコンに取り込み、ウェブに掲載するためのサイズに編集するまでを解説します。

画像のUSB転送

 デジタルカメラで撮影した画像のデータは、デジタルカメラ内蔵のメモリに記録されています。そのメモリからパソコンに画像データを転送するには、現在のデジタルカメラのほとんどがUSB転送で行うようになっています。

デジタルカメラ(私の場合は富士写真製)を、デジタルカメラに付属の専用USBケーブルで、写真のようにパソコンに接続してください。それからデジタルカメラの電源をONにすると、まもなくパソコンに下図のようなデジタルカメラのメニュープログラムの画面が表示されます。

カメラのメニュー

 このメニュープログラムを使用すると、仕事が簡単に終わる場合も多いのですが、ここはデジタルカメラとパソコンによる画像処理に詳しくなるために、ご自分で画像処理プログラムを使用することをお勧めします。

そのためには、左図で、キャンセルボタンをクリックしてください。


デジタルカメラ画像のドライブ

 パソコンの「マイコンピュータ」を表示してください(普通、デスクトップに「マイコンピュータ」のアイコンがあるので、それをダブルクリックしてください)。
左図のように、その中に、デジタルカメラが検出されて、パソコンの一つのドライブのように表示されています(左図の場合には、"FinePix"となっています)。

そのデジタルカメラの画像データを示すアイコンをダブルクリックすると、現在デジタルカメラのメモリに記録されている画像データの一覧表が表示されます(WindowsXPでは、画像の縮小版(サムネイル)が表示されます)。

その画像データの入っているフォルダを見つけ、そのままパソコンのたとえばデスクトップにドラッグしてコピーしてください。

デジタルカメラ画像のフォルダ

 すると、パソコンのデスクトップに左図のような画像データのフォルダが現れます(私の場合は富士写真製のデジタルカメラなので、100_FUJIというフォルダが表示されました)。
このフォルダは、パソコンのフォルダなので、自由にフォルダの名前を変えたり、ハードディスクの他の領域に転送して整理したりすることができます。

このように、パソコンにデジタルカメラから画像データが転送できたのを確認した後は、デジタルカメラのメモリからその画像データを削除してください。これは、デジタルカメラからも、あるいはパソコンからも行うことができます。

その画像データのフォルダをダブルクリックすると、フォルダ内の画像の縮小版が表示されます。


寒緋桜の写真

 上記デジタルカメラの画像データの中から、ウェブに掲載する画像を選びます。今回は、ソメイヨシノに先立って真紅の花を元気に咲かせる寒緋桜の写真を選びました。

写真の中央部に小さく、メジロという小鳥が寒緋桜の枝に止まり、花の蜜を吸っているのが写っています。その部分を取り出し、ウェブの画像に仕立てたいと思います。

 以降の作業には、なんらかの画像処理プログラムが必要になります。画像処理プログラムには、フリーウェアも含めさまざまなものがありますが、やはり一つは名前が通ったものを持っていたほうがよいでしょう。
私は通常Windows環境で仕事をしますが、画像処理プログラムはPhotoshopとPaint Shopとを使用しています。今回のような簡単な仕事でしたら、軽快に動作するPaint Shopのほうが向いているので、Paint Shopでの画像処理について説明いたします。
Paint Shop Proを起動し、「ファイル」メニュータブから「開く」で、上記の写真の画像ファイルを開きます。まず、メジロが枝に止まっている部分を選択する必要があります。

画像の領域選択

 そのためには、ツールボックスで矩形選択ツールをクリックし、左のメジロの画像でメジロを中心にマウスで領域を選択します。

今回は、最終的に240×240ドットの正方形の画像に仕上げて、ウェブに掲載したいと思います。そのために、領域選択も、ほぼ縦横が同じドット数になるように行います(240×240ドットでなくてもよいのですが、たとえば420×420ドットというように)。


領域の切り出し

 上図のように領域が選択されたら、次に「編集」メニュータブから「コピー」を選択し、ついで同じ「編集」メニュータブから「貼り付け」→「新しいイメージ」を選択します。

すると、上図で選択された部分(点線で囲われた部分)が、左図のように拡大されて、別画像で表示されます。


画像サイズの変更

 この画像のサイズを、240×240ドットとする必要があります。そのためには、上記のように別画像となった画像を選択しておいて、「イメージ」メニュータブから「サイズ変更」を選択します。

左図の画面が現れますので、「ピクセル単位のサイズ」で、240×240ドットと設定し、「OK」ボタンをクリックします(通常は、「縦横の比率を保持する」のチェックボックスにチェックをしておきます)。


シャープネスの補正

 以上により、画像の切り出し、サイズの変更が終了しましたが、このような画像処理を行った結果、元画像の細部の情報が一部失われ、画像が甘くなることがあります。

その場合には、「シャープネスの補正」を行うと、効果があります。下図のように、「イメージ」メニュータブから「シャープネス」→「シャープネス弱」を選択します。

これで、やっとウェブに掲載できる写真が完成しました。



寒緋桜の写真完成

 完成した写真では、メジロが画面中央にクローズアップされ、なかなか面白い画面となりました。簡単な画像処理で元写真を編集できるのが、デジタルカメラの長所です。

画質はやや甘いですが、デジタルカメラ普及機(200万画素)の光学3倍ズームで撮影した写真ですので、これで精一杯でしょう。それでも、メジロの眼のまわりが白いのが、はっきり写されています(^_^)。
  蜜を吸う
      メジロ花間に
          見え隠れ


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