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最近、「ミニ・ノートパソコン」という言葉を方々で見かけたり、耳にすることが多くなりました。ノート型パソコンのうちで、特に屋外に携行して利用するのに適している液晶ディスプレイ画面が8.9インチ前後の小型軽量機種をこの名称で呼んでいるようです。
最初は台湾のパソコンメーカーがこのタイプの製品を発売したところ、メーカーの予想をはるかに上回る売れ行きとなりました。 |
それを見て、ヒューレット・パッカード(HP社)などの外資系パソコンメーカーもミニ・ノートパソコンを発売しました。上の写真は、 HP社のミニ・ノートパソコンHP2133スタンダードモデルです。
現在では、富士通など国内大手パソコンメーカーもこの分野に参戦し、ミニ・ノートパソコンはパソコン市場で主要カテゴリの一つとして確定した感があります。 |
現在ノートパソコンには、大きく分けて2つの方向があります。一つは、最近のノートパソコンの高性能化、コンパクト性を生かして、従来のデスクトップ機の代替として利用するものです。最近は、学生など単身生活者では、テレビ・ビデオ機能を備えた大画面のノートパソコンをテレビ・パソコンに共用する向きが多いそうです。
もう一つの方向が、室外に携帯して利用するポータブル・パソコンです。最近は、電子メールの利用やインターネット経由の業務処理が多くなるにつれ、外出先でパソコンを利用するニーズが大きくなりました。
私もだいぶ以前から各種のポータブル・パソコンを利用してきましたが、その経験からいうと、ポータブル・パソコンはまず軽量であることが肝要です。昔、3kg近いトランスポータブル・パソコンを持ち歩いたことがありますが、そのときは数百メートルも持ち歩くとそんなパソコンは道端に放り出したくなりました(^_^)。
現在では、ノートパソコンの小型軽量化が進み、ミニ・ノートパソコンの重量は大多数が1.3kg前後になっています。またサイズも小さいので、事務かばんや肩掛けかばんの中に容易に収納できます。 |
現在販売されている各社のミニ・ノートパソコンが、どのような特徴をもっているかを調べましょう。
- サイズ・重量
上記のように、液晶ディスプレイ画面が8.9インチ前後、重量は1kg〜1.3kgと小型軽量であり、室外に携帯して利用するのに適しています。
小型軽量であるにもかかわらず、落下のショックにも強い設計になっている機種が多いようです。
- オペレーティング・システム
パソコンの基本ソフトウェアであるオペレーティング・システムは、大多数がWindows Vistaを採用しています。低価格機にはWindows XPを搭載しているものがあります。
- ハードウェア
CPUはVIA C7−M ULVなど最新の省電力・高速プロセッサを採用し、メモリは1GB、ハードディスクは120GBほどを搭載している機種が多いようです。これらにより、インターネットの利用、表計算など通常のモバイル・アプリケーションには十分対応できます。
液晶画面は画面サイズが小さくても1280ピクセル×768ピクセルが可能な機種が多く、戸外でも十分鮮明な画面が得られます。キーボードも、横幅が限られた中で工夫がこらされており、キー入力に問題はありません。
- 無線LAN
大多数の機種では無線LAN機能が組み込まれており、公衆無線LANスポットでインターネットに接続することができます。 最近では、転送速度が最大54Mbpsと高速でしかも安定性が高いIEEE802.11gという規格に対応した機種が多くなりました。
- 付属機器
ミニ・ノートパソコンは、本体サイズが小さいので、光学ドライブは内蔵していない機種が大半です。 また、有線LAN接続端子がないものも多いので、その場合は他のパソコンとファイルのやり取りをする際はUSBメモリを使用するなどの手間が必要になります。
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これまでも、室外携行に便利な小型軽量ノートパソコンが各種販売されてきました。たとえばB5サイズと称される液晶画面が10インチ前後のノートパソコンは、昔から広く販売されており、私もそのクラスのノートパソコンを持ち歩いていたことがありました。
現在販売されている各社のミニ・ノートパソコンは、そのようなB5サイズ・ノートパソコンより一回り小さくまた軽量化がさらに進展しています。
しかし、それら両者がもっとも異なるのは製品の価格です。
B5サイズ・ノートパソコンは、通常のノートパソコンよりやや価格が高く設定されており、10万円くらいで販売されていることが多いようです。それは、通常のノートパソコンとは異なる小型部品を使用しており、製造工程もコスト高になるためと思われます。
それに対して、ミニ・ノートパソコンは、現在5万円前後の定価で販売されています。通常のノートパソコンが持っている機能を一部省いたり、搭載しているソフトウェアを少なくしたり、CPUとしてやや機能が低いものを採用したりすることでコストダウンし、この価格が実現されました。 |
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現在ミニ・ノートパソコンの人気機種であるヒューレット・パッカード(HP)社の製品を例にとって、さらに詳しく説明しましょう。
HP社のミニ・ノートパソコンHP2133は、液晶画面が8.9インチで、重量は約1.3kgです。安価な機種HP2133スタンダードモデルは、Windows Vista Home Basicを搭載しており、標準構成の価格は 44,730円 と大変お手ごろです。 |
高速の802.11a/g無線LANを内蔵し、屋外でインターネットを簡単に利用できます。
液晶画面は1280×768ドットの解像度があるので、画面サイズは小さくてもウェブは鮮明に見られます。
バッテリー動作時間は約2.3時間とあまり長くありませんが、屋外で短時間利用するだけなら問題ないでしょう。 |
この機種では、OSはWindows XP Home Edition を搭載しており、1GBのメモリーでもスピーディに動作します。CPUは比較的高性能のインテルAtom N270(1.6GHz)を採用しています。
高速の802.11b/g無線LANを内蔵し、屋外でインターネットを簡単に利用できます。
バッテリー動作時間は約3時間とあまり長くありませんが、屋外で短時間利用するだけなら問題ないでしょう。
標準構成の価格は54,800円で、HP社の製品より5000円ほど低くなっています。 |
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次に、ミニ・ノートパソコンのさきがけとなった台湾のメーカーASUSの製品を見ましょう(左の写真)。 同社では現在3機種のミニ・ノートパソコンを発売していますが、それら合計で約20パーセントの市場シェアがあるそうです。 こちらも8.9インチの液晶画面ですが、解像度は1024×600ドットとHP社の製品より1ランク低くなっています。
重量は約1.1kgとHP社の製品より少し軽く造られています。 |
この機種では、OSはWindows XP Home Edition を搭載しており、1GBのメモリーでもスピーディに動作します。CPUは比較的高性能のインテルAtom N270(1.6GHz)を採用しています。
高速の802.11b/g無線LANを内蔵し、屋外でインターネットを簡単に利用できます。
この製品のもっとも大きな特徴は、ハードディスクの代りにSSD(記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置)を採用したことです。これにより、大幅な高速化、低電力化が実現しました。SSDの容量は12GBなので、ハードディスクに比較してディスクスペースが窮屈なのは否めませんが、屋外で短時間利用するだけなら問題ないでしょう。
SSDの採用により、バッテリー動作時間は約8時間と飛躍的に長くなりました。
価格はオープンプライスですが、店頭では59,000円前後で販売されています。 |