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  かえで紅葉


かえで紅葉

 東京は、秋に入ってからも暖かく、紅葉が例年より一週間以上遅れていました。12月になってから、ようやくかえでの紅葉が本格的となり、インターネットの世界でも東京地域の紅葉が大いに話題になっています。

NTT東日本研修センターは、東京都調布界隈の最後の秘境ともいわれ、広大な構内には時の流れに取り残されたように何十年も変っていない部分がたくさんあります。
研修棟の裏のほうに回ったところ、大きなかえでが見事に紅葉していいるのを見つけました。調布は、東京としては冬の寒さがかなり厳しいところです。そのせいでしょうか、目を奪うばかりの華やかな紅葉でした。しばらくこのかえでの前に立ちつくしてから、ふと気が付いてカメラを向けました。

孤高の女流俳人三橋鷹女に、次のもみじの俳句があります。

     この樹登らば
         鬼女となるべし
             夕紅葉   三橋鷹女

能の名作 『紅葉狩』 は、鬼女が美女に化けて人を襲うというストーリーだそうです。燃えるような真紅となるかえで紅葉こそ、この俳句にもっともふさわしいと思います。




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