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四季の風物 冬 |
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世田谷区馬事公苑前にあるケヤキ広場では、ときどき園芸市が開かれています。そこで買った柊の苗を庭に植えて9年あまり、今では人の背に近くなりました。 数年前から、12月ごろこの柊の葉陰に白い優しい花が咲き、そこはかとない甘い香を漂わせるようになりました。
実は、私は柊に花が咲くのをこれまで知りませんでした。あの棘だらけの硬い柊の葉の陰にこのような優しい花が咲くとは、まったく思っても見ませんでした。花は小さく、色はご覧のようにややクリーム色を帯びています。控えめな日本の花です。
棘の陰に
柊(ひいらぎ)の花
ほの白く
歳時記で調べると、昔から私と同じように柊の花の優しさに感銘を受けた人が多いようで、高浜虚子など何人もの俳人の作品が掲載されていました。
この時期に赤い実を付けてクリスマスの飾り付けに使われる西洋ヒイラギというのがあります。モノの本によると、日本のヒイラギはモクセイ科で11月に花が咲きますが、西洋ヒイラギのほうはモチノキ科でクリスマスのころに赤い実をつけるということです。
両者は葉の形が似ていますが、実はお互いにまったく関係のない植物のようです。 |
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