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写真と俳句 |
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少し前に私の生地(千葉県九十九里地方)に行き、墓参りを済ませて家に帰る途中、腹に響くようなエンジン音が聞こえてきました。その方向に行ってみると、枯野原の中で農家の男性が赤い耕運機を押して畑を起こしているところでした。
俳句の世界では、「耕す」、「田起こし」は春の季語です。農家では、もちろん冬の間もいろいろな仕事がありますが、やはり、早春に畠や田を耕して起こすことからこの年の農作業が本格的に始まるのです。
轟音をあげる耕運機で、畠の向こうの端まで耕していってまたこちらに引き返してくるのを繰り返します。春耕の力強さに私もしばらくその場で見入っていましたが、かなり広い畠だったので、まだまだ全体の半分ほど作業が残っているようでした。
春耕や
行きつ戻りつ
なお半ば
耕運機で畠を深く耕すと、土中にいたかえる、どじょう、虫などがほじくりだされて耕運機の後方をはねまわります。目ざとくそれを見つけて、こさぎ、からすなどの野鳥たちが舞い降りてきました。
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