 |
|
写真と俳句 |
|
 |
北国では梅も桜も同時に咲くそうですが、関東では梅の花が散りかけてから桜が開花するまで、一ヶ月近い時間があります。その浅い春に華やぎを見せる数少ない花が、こぶし、木蓮です。
千葉県の私の生家には白木蓮の大木があり、毎年この時期、豪華な白い花を木いっぱいにつけ、弥生空を覆うばかりでした。子供心にも、その気品のある白い大きな花に感動したものでした。以来、現在にいたるまで、白木蓮、紫木蓮が大好きです。
白木蓮の花は、サイズが大きいだけに、この時期に多い強い風で損なわれやすいのが悲しいところです。風で花びらがもまれると、肉の厚い花びらが茶色に変色して、見るも無残な姿となってしまいます。
このために、例年、木蓮の見事な花を観賞できる花期が長くないことが多いのです。夜、強い風の音がすると、木蓮は大丈夫だろうかと心配になります。
風やみて
散りし木蓮
惜しみけり
|
|
|
|
|