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四季の風物 秋 |
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作家として成功した林芙美子は、東京・新宿区落合の高台に300坪の地所を入手し、やがてそこに純日本式の住居を建てました。芙美子の死後、その住居が「新宿区立林芙美子記念館」となりましたが、11月の一日、私どもはその芙美子の址を訪ねました。
資料室に行くと、上の写真左のポスターがありました。このいきいきとした女性、だれかおわかりでしょうか。先年文化勲章を受けた女優・森光子さんです。
大阪でお笑いをしていたのが演劇界の帝王といわれた菊田一男の目に留まり、大抜擢で放浪記の主演となりました。森さんは、つい最近も放浪記の舞台で名物のでんぐり返しを元気に披露したとのことです。
私どもがこの芙美子旧宅を訪れたとき、ダケカンバでしょうか、庭の幹の白い大きな木が黄落のときを迎え、夕日を浴びて輝いていました。
林芙美子には、秋がよく似合います。かならずしも優れた文章家とはいえない芙美子の作品が読者の心を打つのは、人生のはかなさ、庶民生活の哀しさが滲み出ているからでしょうか。
黄落や
芙美子の書斎に
夕日映え
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