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写真と俳句 |
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俳人片山由美子さんは、すでに大家の域にありながら最近ますます瑞々しい作品を多数発表し、俳句界で評判となっています。たまたま、その片山さんの新句集『風待月』の中にある次の俳句を目にしました。
人葬り来て
たんねんに
枇杷を剥く 片山由美子
たった今葬式から戻ったばかりで、胸中には故人へのさまざまな思いが行き来していることでしょう。それを鎮めるようにゆっくりと枇杷の皮をむく様子にうたれます。
この俳句を読んで、似た世界の俳句をやはり女性が詠んでいるのを思い出しました。
桃食べて
訃のこと再び
口にせず 阿部みどり女
どちらも素晴らしいですが、このようにやや間接的、感覚的な表現は女流に多いのではないでしょうか。参考までに、芥川龍之介が漱石の一周忌で詠んだ名句を下に記します。
人去つて
むなしき菊や
白き咲く 芥川龍之介
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