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デジタル一眼レフカメラでは、なんらかのレンズを別途購入する必要があります。 デジタル1眼レフカメラのメーカーが標準的なレンズを用意し、カメラとレンズのキットとして割安に販売することが多いので、それを購入するのが簡単ではあります。 左の写真は、私が購入したデジタル一眼レフカメラ EOS Kiss Digital N とキットとして販売されているキャノン製のレンズ EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM です。 |
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カメラ本体が小型軽量をうたっているのにあわせたコンパクトで軽量なレンズです。 しかし、そのようにカメラメーカーが提供するレンズが利用者のニーズに合わないこともあります。私の場合は、検討の結果、レンズはシグマの17-70mm F2.8-4.5 DC MACROというズームレンズを買い、キャノン製の本体に装着して使用しています。 |
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上記キャノン、シグマのレンズの仕様を比較して見ましょう。
「実勢価格」の欄を見ると、シグマ製レンズは4万円、キャノン製レンズは2万円となっています。シグマ製レンズは、デジタル一眼レフカメラ本体価格の半分ほどの価格ということになります。 |
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まず、上表の「最短撮影距離」とはどんなスペックであるかを調べましょう。詳しくはカメラやレンズの専門書を見ていただくとして、ここではスペックの直感的イメージがつかめればよいとしましょう。 レンズのもっとも重要なデータが、「焦点距離」です。焦点距離が短いレンズでは、花など近くにある対象を撮影できます。しかし、遠くの景色などを撮影する場合は正しくピントを結ぶことができません。この場合には、焦点距離の長いレンズを使用する必要があります。 ズームレンズとは、機械的にレンズ群の位置を変化させることで、見かけ上の焦点距離が変えられるようにしたものです。実用上この機能は大変便利なので、現在のカメラではズームレンズを利用するのが普通です。 近くにあるものを撮影する際は、ズームレンズをできるだけ縮めて使います(これを広角側といいます)。上表の「最短撮影距離」とは、この広角側でどれほど近いものが撮影できるかを示すスペックです。上表では、シグマ製レンズは20cm、キャノン製レンズカメラは28cm まで撮影できるのがわかります。 利用する人により、また撮影の対象により、レンズのスペックに対する要望はさまざまです。私の場合は、花など小さいものを撮影することが多いのですが、教会や寺などを遠くから撮影することもあります。また、外国で撮影することも多いので、交換レンズを多数持っていくことはできません。できたら、一種のレンズで済ませたいのです。 |
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デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss Digital N の重量は、電池なしで 485g あります。これに、上記シグマ製レンズ17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO を装着すると、合計 940g になります。私はこれらを首からストラップで下げていますが、1000ml の牛乳パックを首からつるしているのと同じということになります。 |
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これだけでもすごく重いのに、さらに別のレンズを持って外国に旅行に行くのはかないません。重さだけではなく、旅行かばん内のスペースの面でも大変です。 もし、前記最短撮影距離がかなり短いレンズがあれば、花などを撮影する際に専用のマクロレンズ(接写用レンズ)は別に用意しないでも済むかもしれません。このようなニーズから、最近「マクロ兼用ズームレンズ」が方々で開発されました。 上記シグマ製レンズ17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO (上の写真)もその一つで、接写から望遠までかなり広い範囲で使用できます。接写の場合には、萩の花など小さい花の撮影には今ひとつ拡大できない不満もありますが、普通の花の撮影は問題なくできます。 |
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撮影対象物の大きさとカメラの撮像素子の面に形成された対象物の像の大きさの比率を撮影倍率といいます。その中でも、上記の最短撮影距離で撮影した場合の倍率を「最大撮影倍率」といいます。 この場合には、そのレンズで撮影対象物を見込む画角が最大になるので、撮影倍率ももっとも大きくなります。イメージとしては、そのレンズでマクロ撮影した場合、対象物をどれだけ拡大して撮影できるかを示すスペックということになります。 上表の場合は、シグマ製レンズ17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO ではこの値は 1:2.3 すなわち 0.43 ですが、キャノン製レンズ EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM では 0.28 となっており、シグマ製レンズのほうがマクロ撮影機能が優れているのがわかります。 この値が 0.4 以下のレンズでは、小さな花などをマクロ撮影する際、不満を感ずるかも知れません。 |
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カメラのレンズの明るさを表す数値で、レンズの中の絞りを開放した場合にレンズに取り込まれる光量に対応します。レンズの口径が大きいと、この開放 F 値が低くなります。したがって、デジタル一眼レフカメラ用の大口径レンズは、明るくて開放 F 値が低いのです。 ズームレンズでは、広角にしたときと望遠にしたときでは開放 F 値が変わり、通常広角時の開放 F 値のほうが大きくなります。上表の場合は、キャノン製レンズ EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM の開放 F 値は 3.5 ですが、シグマ製レンズ17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO では口径が大きいために開放 F 値は 2.8 となっています。 これにより、シグマ製レンズ17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO では暗い場所でも比較的明るい写真が撮れ、オートフォーカスもかなりよく動作すると期待できます。撮影の際の手ぶれも少なくて済むと思われます。 |
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ズームレンズの広角端焦点距離から望遠端焦点距離までの倍率を、ズーム倍率といいます。この数値が大きいと、遠くのものをズームアップして撮影できます。運動会で遠くにいる子供を撮影したり、動物園で近くにはいけないライオンなどを撮影したりするときに、威力を発揮します。 キャノン製レンズ EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM では、広角端焦点距離、望遠端焦点距離がそれぞれ 18mm 、 55mm なので、ズーム倍率は 55/18 = 3.05 となります。 いっぽうシグマ製レンズ17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO では、ズーム倍率は 70/17 = 4.12 となり、ズームの能力が若干大きいのがわかります。 |
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これらのスペックを総合的に判断して、私はシグマ製レンズ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROを購入し、キャノンのデジタル一眼レフカメラ EOS Kiss Digital N に装着して使用しています。 前記のように、私の場合には花などのマクロ撮影が多く、望遠で撮影する場合もそれほどズームアップすることはありません。それで、通常はこのシグマ製レンズで十分なので、これをカメラにつけたまま交換することはありません。実は、それらしい交換レンズはまだもっていないのです。 しばらくこのシグマ製レンズを使い込んで、不満な場合が見つかったら、ほかの交換レンズを徐々にそろえていこうと思っています。 |